――ゼロ年代とジェノサイズの後に残ったのは、不愉快な荒野だった?生きながら葬られた〈元〉批評家が、墓の下から現代文化と批評界隈を覗き込む〈時代観察記〉
テレビが現在のwebのような新しいメディアだった時代の青臭い論議だが、方法論の原点はやっぱりここにあると思う。
ベイスターズのクライマックスシリーズ出場は嬉しかったが、やっぱり日本シリーズとは違うというか、テレビ中継には困ったものだった。巨人対DeNAの1stステージ第1戦は、BSと地上波のリレー中継とはいえ、両チームの前監督である原と中畑と江川が揃い踏みして、日テレの制作はさすがだなと感心していたら、肝心なところで中継打ち切り。BSへの再リレーもない編成のため、結局はいつものニコニコ動画の中継頼みだった。
そして、広島との2ndステージは東京での放映権を出し渋る広島球団とローカル局の糞っぷりのため、TVKが第2戦を中継しただけだった。カープは昨年も調子に乗ってビジター席を販売せずベイファンを締め出した高慢な前科持ちだが、それを差し引いても、スポーツ中継は放送コンテンツとして計算しにくいのも事実だ。それでなくとも、元の親会社で引き続きハマスタの中継優先権を持つTBSは偏狭な東京人のための放送局なので、大魔神佐々木の逆恨み解説を筆頭にガチガチのアンチベイというねじれ具合で、ベイファンはニコ動に足を向けて寝られない。