「めちゃイケ」復帰の極楽とんぼ・山本の「公開リンチ」――自己啓発セミナーのようなフジの演出に疑問の声

フジテレビ『めちゃ×2イケてるッ!』HPより

 未成年との淫らな行為をしたことでテレビから姿を消していた極楽とんぼの山本圭壱が、7月30日放送の『めちゃ×2イケてるッ! 夏休み宿題スペシャル』(フジテレビ系)で10年ぶりに地上波復帰を果たした。

「めちゃイケ」メンバーたちの前に姿を現した山本だが、笑いながら入ってきたことを咎められ、視聴者と被害女性に土下座して謝る重苦しい空気に。さらに、今度は場所を変え、なぜかナインティナイン岡村隆史とのボクシングが始まった。

「笑いを取ろうとしているのかと思いましたが、全然そんな雰囲気じゃない。無抵抗な山本を岡村がたこ殴りにする公開リンチ状態。愚連隊という企画の設定だったのもあり、グループを抜けた仲間に対する制裁のように見えました。この後、元相方の加藤浩次が思いの丈をぶちまけるという流れでしたが、このボクシングのシーンは、正直なかったほうがよかったですね。リングサイドで観ていた『めちゃイケ』メンバーや『軍団山本』たちはみな涙を浮かべていましたが、ロンブー淳をカメラが抜いた瞬間に涙が一筋頬を伝ったのは、あまりにタイミングができすぎていて逆にシラケてしまいました」(週刊誌記者)

 その後も、加藤と共に演者、スタッフに土下座を強要された山本。最後は強引に笑いに持っていこうとする加藤に蹴りを食らったり、顔面をセメントにツッコまれたが、これまでの流れからとても笑える空気にはならず、ますます「公開リンチ」感が出てしまった。

「山本への執拗な糾弾は見ていてツラいものがありました。まるで新興宗教の自己啓発セミナーのような流れをタレントがやっている。山本の立場からすればどれだけ弁明したくても何も言えない。あまつさえ、一方的に殴られるしかないスパーリングというのは不快なだけです。山本にも言い分や、これまでの頑張りを認めて欲しい気持ちもあったはず。ここまで犯罪者扱いしていきなりボクシングで鉄拳制裁をするところに、フジの視聴者との感覚のズレを感じました」(女性誌記者)

 バラエティーともドキュメンタリーともどっちつかずな内容に視聴者は困惑。フジの演出に不快感を持った人も多かったようだ。

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