萌えよドラゴン! 表現規制でグーグルが射精管理? 人間のエロ画像でヌけなくなる未来

――人の性的嗜好は千差万別だが、広大なインターネットを見ていると「本当にこれで興奮できるのか?」と思わされるエキセントリックなジャンルを目にすることがある。それらが成立した背景から、ネットとエロの今後について分析する。

車体とほとんど変わらない大きさのイチモツに貫かれ、なすすべなく陵辱されるステーションワゴン。傍らにある「駐車禁止」の看板がシュール。

「巨大なドラゴンと乗用車の激しいセックス」を想像しろと言われたら、たいていの人は混乱するのではないだろうか。ドラゴン、クルマ、セックス。一般的な感覚からすれば、点と点がまったく線にならない。しかし、「ドラゴンカーセックス」と呼ばれるジャンルは、性的嗜好として存在するのだ。

 インターネットで画像を検索してみると、不穏なサムネイルが所狭しと表示される。その中から1枚のイラストを開くと、ゲームに出てきそうな屈強なドラゴンが乗用車をバックから犯していた。正気の沙汰とは思えない。

 このドラゴンカーセックスが日本のネット上を騒がせたのは2014年。「海外で成人向け作品の表現規制が厳しくなりすぎた結果、オタクたちは“車をレイプするドラゴン”でしか抜くことができなくなった」というツイッターへの書き込みがきっかけだった。添付されていたイラストが「理解不能」「人類には早すぎる」などと反響を呼び、やがて「やらおん!」をはじめとする有名まとめサイトが取り上げたことにより、広く拡散された。しかし、インターネット上の特殊性癖に詳しい同人作家は、この一連の動きが「大きな誤解を生んだ」と指摘する。

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2024.11.25 UP DATE

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