有吉、爆笑、くりぃむも太鼓判!ひとりエッチとバター犬はタブー!? 大久保佳代子が語るテレビとエロ

――バラエティ番組で笑いが生まれやすいネタと言えば、エロ。しかし、時にその内容が翌日のネットニュースなどで批判を浴びることもしばしば。では、許されるエロと炎上するエロの境目とはなんなのか?“気品ある下ネタご意見番”ことエロババア・大久保佳代子に直撃!

(写真/石黒淳二)

――エロ特集巻頭「許されるエロと炎上するエロの境界」企画ですが、大久保さんは、テレビでキワどい下ネタを言っても猛烈に叩かれることは少ないと思います。自身でもそのような認識は?

大久保佳代子(以下、大久保)たまに批判めいた記事も目にしますけど、たぶん少ないほうだと思います。「このまま年を取って結婚しなかったら、大久保さんみたいな性欲ババアになっちゃう」といった〈エロいおばさん〉の例えとしてはよく出てくるかな。「大久保さんの下ネタは下品に聞こえない」と言われることもあるんですが、育ちはよくないし、考えていることも下品だし、顔つきも下品なので、なにがそう思わせてるのかわかりません。どこまで言っていいか、自分なりによく考えてはいますけどね。

――実際、どこまではOKで、どこからはNGと考えているんでしょうか?

大久保 状況によって、ですね。基本的に直接的な表現は避けていますが、「……ここはイケるな!」というときは、思い切ってそういう言葉をぶつけるときもあります。私が出演している番組の多くは、観覧客を入れているんですが、わかりやすくちゃんとツッコんでくれる相手がいれば、観覧客も「笑っていいんだ」という空気になって笑いますし、ツッコまれなければあからさまに引いてしまうので、受け手と観客席の反応はよく見るようにしていますね。観覧客が入っていない番組は、編集でどうにでもなると思うんで、基本はなんでも言っちゃうかな。

――すると、過去にはドン引きされた経験もあったり?

大久保 だいぶ学習したんで最近はなくなってきましたけど、例えばイケメンタレントに迫ることを求められ、体をまさぐったときがあったんですね。腹筋まではまだよかったんだけど、胸やおなかの下に手が及んだときは、客席が明らかに引いていたというか。そのときは、ネットでもファンの人たちから、かなり叩かれましたね。ただ最近は「きれいな女優さんが触ったりしたら嫌だけど、大久保さんならいい」と思われている節もあるので、ババアのなせる業というか、私はもう“女性として見られない”違う域に達したのかもしれませんね。

――今や大久保さんのエロ話や下ネタには、安心感がありますからね。

大久保 下ネタって、多少の嫌悪感を持たれないと、あまり意味がないと思っているんですよ。ポップで乾いた下ネタよりも、どこかジトッと湿ったところが残っているほうが好き。私は、その湿り気を大事にしてます。だからなおさら「下品に聞こえない」というのは不思議なんですよね。

――テレビ局側から「やりすぎ」と注意されたことはありますか?

大久保 打ち合わせのときに、「大久保さん、お昼の番組なんで……」とライトに言われたことはあります。カチンときますよね。「それくらいわかってるわ!」って。ただ、最初に私をよく使ってくれた番組が『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)と『金曜☆ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)で、特にロンハーはドギツいことを言っても出演者もスタッフも喜んでくれるし、編集後のオンエアでも結構使われるんですよ。その経験が下地としてあるので、意外と大丈夫なんじゃないかなとか、昼の番組でも「あとで編集すればいいでしょ」と、どこかで思っているところはありますね。ただ、NHKだけは例外。さすがにNHKで下ネタを言おうとは思わない。

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