Twitterはタレント養成所である!? GENKING、りゅうちぇる、ゆうたろう、SNS発ボーダレス男子人気の裏側

「GENKINGオフィシャルブログ」より

 一昔前は芸能界への入り口といえば「スカウト」、もしくは芸能事務所や大手レコード会社などが運営するスクールに通いつつオーディションを受けて……というのが主流だった。

 しかし、昨今ではスカウトやオーディションとはまた違った入り口から芸能界入りするタレントも増えているという。芸能事務所関係者の話。

「今は、SNSで人気を集めている素人を見つけてスカウトするというケースもあります。きゃりーぱみゅぱみゅを擁するアソビシステムが最近目を付けたのが、大阪のアパレルショップで働いている『ゆうたろう』。男性ショップ店員としてテレビに映ったことをきっかけに、美少女のような見た目と中性的なキャラクターが相まって人気が広がり、Twitterのフォロワー数が増え、アソビシステムもスカウトをかけたそうですが、所属には至っていないようです。ですが、今注目の新人タレントとしてバラエティに出始めています」

 さらには原宿系のカリスマモデル・ペコ(オクヒラテツコ)の彼氏としてテレビに登場し、「ちぇるちぇるランド出身」というぶっ飛んだ設定とキャラクターで人気を集めている「りゅうちぇる」も、テレビに出る以前からTwitterでは人気者だった。

「SNS発のタレントといえば真っ先に浮かぶのがGENKING。彼も最初から芸能事務所に所属していたわけではなく、個人でやっていたInstagramから人気に火がついたタイプです」(前出の芸能事務所関係者)

 GENKING、りゅうちぇる、ゆうたろうの3者に共通するのは「SNSで人気が広がったこと」そして、「極めてボーダレスな存在であること」が挙げられる。3人とも男性でいながら化粧をほどこし、女性的とも思える高い美意識を披露することで、多くのフォロワーを惹きつけている。

「SNSで人気になる人はとにかく『自撮り』が上手です。SNSに自撮りを投稿する人たちは男女共に、自分の顔をいかによく見せるか研究に余念がない。そうやって毎日自分の顔と向き合うわけですから、自ずと美意識も高まっていくのでしょう。実はこれが"芸能人が持つべき素養"とマッチングしているのです。

 タレントも"自分をいかに表現するか""自分をどのように見せるか"という自己プロデュース力が必要になってくる。SNSで写真を投稿し人気を集める人たちは、その自己プロデュース力をTwitterやInstagramによって自然と身につけているわけです」(同)

 ということは、自己プロデュース能力が備わった素人がゴロゴロと転がるSNS上は格好のスカウト場として機能するということだろうか?

「そうとも限らないのがSNSの難しいところ(笑)。みんな美意識が高すぎて、画像加工アプリで顔をイジって投稿する。SNSで上でかわいいと評判でも、実際会うと全然違った顔をしているパターンもザラですからね。なので、SNSで人気だからといって、そこからすぐ芸能事務所が声をかけるとは限らない」(同)

 さらにはこんな証言も。

「GENKINGと同時期にInstagramで話題になっていたMEGBABYなんかは典型的。今もモデルやファッションディレクターとして活動はしてますが、写真と実物に結構なギャップがあって(笑)、だからテレビにはあまり出ないようですね。

 GENKING、りゅうちぇる、ゆうたろうの3人は実物も綺麗。りゅうちぇるは、普段はヘンテコなメイクをしていますが、実は肌も綺麗だし目鼻立ちも整っている。

 彼らはSNSで投稿される写真と実物がほとんど変わらないという珍しいタイプの人たちです。そもそも光る原石を持っていたということでしょうね」(ヘアメイク事務所関係者)

 今後も増えていきそうなSNS発のボーダレスタレントたち。彼らが今後どういった発展と進化を遂げていくのか、注視していきたい。

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