【山田真歩】「どれだけ動物的になれるか考えた」朝ドラ女優のリテラルな“裸一貫”

――インディながら大きなインパクトを残した『SR サイタマノラッパー2』の主演から、朝ドラ『花子とアン』を経て、彼女がいま通過してゆく新しい“点”の話。

(写真/西田周平)

「普通、経歴って階段みたいに線で考えるものかもしれませんが、私の場合は点なんです。その時その時で、点滅している感じ。今回の『アレノ』も、私の大きな点のひとつです」

 両親ともに教師という家庭で育ち、大学では教育学を専攻、自分も同じ道を進むつもりだった。しかし、演劇サークルに夢中になった結果、卒業後は劇団の養成所に研究生として所属する。

「大学時代はみんなで夜遅くまで劇を作ったりして、本当に楽しいという気持ちが強くて。でも養成所に入ってからは、全員がライバルみたいな関係でした。もちろんプロを目指す場所なので当たり前なんですけど、当時の私は、それがとても苦しくて」

 アルバイトをしながら女優を目指す生活を1年ほど続けたが、一転、出版社への就職を決意。

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2024.11.24 UP DATE

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