「元カレが銃刀法違反で逮捕されて……」――かなり重い話だが、笑みを浮かべながら過去を振り返るランジェリーヤクザ。そのインパクトのありすぎる名前を背負い、彼女は神戸を活動の拠点に、レゲエダンサーとして活躍している。その名の由来と、“普通”の女の子らしい半生を聞くつもりが……実際は、それらを凌駕するほどの、とんでもない逸材だった。
(写真/諏訪稔)
ランジェリー姿……というか、著しく布地の面積が少ない、ほぼハダカ同然の姿で、激しく腰を振りまくり、大股を開いてセックスアピールするレゲエダンサー、その名も〈ランジェリーヤクザ〉。山口組の本拠地・神戸を活動の拠点とする彼女は、周囲の友人たちから、その名を略して“ヤクザ”と呼ばれているという。ケラケラとよく笑うかわいらしい姿からは想像できない、その過激な名前の由来、そしてそれ以上に刺激の強い半生を、本邦初のインタビューでペロッと語っちゃいました! 本誌のインタビューに加え、「サイゾーpremium」だけのマル秘トークも掲載しています。
――まず〈ランジェリーヤクザ〉という名前の由来から教えてください。
「19歳でレゲエダンスを始めて、露出した下着のような衣装でクラブに遊びにいくようになったんです。昔からエッチなことが好きだったこともあって、「大好きなレゲエにもうひとつ好きなことを付け加えたらもっと気持ちいいんじゃないかな」というのと、「みんなをびっくりさせたい!」という気持ちがあって、ランジェリー姿でクラブに遊びに行ったら、みんなのびっくり具合と喜び具合が快感になってしまって。その頃から周りの友達に『脱ぎっぷりがヤクザやなぁ』と言われることが増えて、そう呼ばれるようになりました。関西で“ヤクザ”という言葉は、“ムチャクチャ”とか“やりすぎ”っていう意味で使われるんです。それが23歳の頃。今は28歳なので、5年くらいヤクザやってます。ちなみにダウンタウンの松本人志さんの「ランジェリーヤクザの男」というコントがあるんですが、当時それは知らなくて、後から知りました(笑)」
それと私、どうやら酒癖が悪いらしくて、酔うと人格変わっちゃうみたいで、全然覚えてないんですけど、命名してくれた先輩とケンカしたとき、『ケツの穴から指突っ込んで奥歯ガタガタ言わしたる』って言ったらしくて」
(写真/諏訪稔)
――もともとそういう言葉は、たしなまれていたんですか?
「父親に本物のヤクザの知人が多くて、子どもの頃から任侠映画を観せられていたので、そこで身についたんでしょうね。そういう環境だったからか、昔からヤクザの人とかかわることが多いんです。友人になったり、付き合ったり」
――お付き合い?
「17歳くらいのとき、26歳の組員の人と付き合っていて、初夜を迎えたときに肩には菊の花、背中に龍、足にも素敵な刺青が彫られていて。でも、逮捕をきっかけに別れちゃいました(笑)」
――笑いごとじゃないです。