――AV女優が語る政治と性事のおカタイ話☆
(写真/斎藤大嗣(go relax E more))
今月のトピック
東日本大震災巨大地震と大津波、そして福島第1原子力発電所事故による放射能汚染が東北を襲った戦後最悪の大災害から4年の月日が経過した。しかし、復興庁の調べによれば被災者・避難者の数は約23万人にのぼり(15年1月15日現在)、原発事故もいまだ収束せず、復興への道のりは遠いと言わざるを得ない。
AVメーカーMAXINGイチオシの女優さんにあえて時事ネタを振ってみる当連載。今回は4月16日にデビューする新人の優和~mao~ちゃんに、去る3月11日に発生から4年目を迎えた東日本大震災についてお聞きしました。
──3・11から4年がたちますが、いま現在、震災について思うことはありますか?
優和~mao~(以下、優) 仙台に親戚が住んでいて、小さい頃から沿岸のほうには何回も行ったことがあったので、あのあたりの建物がみんな流されてなくなっちゃったのはすごくショックでした。あと、東北以外に住んでる人たちは、3月11日近くにならないと震災のことを思い出さないのかもしれないけど、被災地の人たちはまだ仮設住宅に住んでいたりするし、原発事故の影響で自宅から離れたところで暮らしてたりして、毎日3・11のことを考えてる人がいるんだと思うと、温度差を感じちゃいます。
──確かに被災者はそれまで通りの生活が送れていないわけですからね。震災以降、東北には行かれました?
優 はい、何度か。
──復興してきてる感じは?
優 正直してないなって感じます。沿岸部は、3年以上たっても更地のままだったし、工事の車がいっぱい止まっていたりして。
──3・11では地震と津波という自然災害に加えて、福島第1原発の事故もありました。デリケートな質問かもしれないですけど、素直な気持ちとして、原発はあったほうがいい? なくしたほうがいい?
優 やめたらいいって思いました。原発をどうするか決める政治家の人たちは、あと何十年かしたらいなくなるけど、若い人たちや、これから生まれてくる子どもたちはもっともっと長生きするじゃないですか。