――先日、米経済誌「フォーブス」による世界長者番付が発表され、1位は前年同様、マイクロソフト会長ビル・ゲイツ。同誌によると、「フェイスブック関連の人物は、CEOのマーク・ザッカーバーグを含めて8人がランクインしている」という。だが、彼らITセレブにも”人間臭い一面”があるようで……。
■マーク・ザッカーバーグ
1984年、ニューヨーク州出身。両親はともにユダヤ教徒。歯科医の父親と精神科医の母親の間に生まれた。ハーバード大学工学部中退。
■イーロン・マスク
1971年、南アフリカ共和国出身。89年にカナダに移住。奨学金でペンシルベニア大学に進学。スタンフォード大学の大学院を2日で退学して起業。
■ティム・クック
1960年、アラバマ州出身。デューク大学でMBAを取得した後、IBMに12年間勤務。コンパックの副社長を務めた後、98年にアップル入社。
■ジェフ・ベゾス
1964年、ニューメキシコ州出身。プリンストン大学を卒業後、ウォール街の金融機関のIT部門に勤めた後、95年にAmazon.comを創業した。
マーク・ザッカーバーグは、流暢な中国語を話すことで知られている。今年2月19日には、自身のフェイスブックに中国語のメッセージ動画を公開。中華圏のネットユーザーからも絶賛された。彼の堪能な中国語は、大学時代に知り合った中国人妻・プリシラ・チャンとの交際の賜物だという。
プリシラはザッカーバーグと同じハーバード大卒。映画『ソーシャル・ネットワーク』では、女の子を探す目的でサービスを立ち上げたと描かれた彼だが、「自分は現在の妻と10年以上前から付き合っていた」と先日のタウンミーティングで告白し、愛妻家ぶりをアピールした。
しかし、そのプリシラの容姿に関しては、ネット上で”不細工すぎる”と指摘されることがしばしばだ。
「結婚直後には、中国のネットユーザーからも『西洋人の女の好みは理解不能』といった声が相次ぎました。近年、米国のエリート層で存在感を増すのが、アメリカン・ボーン・チャイニーズ(ABC)と呼ばれる階層。見た目は中国系だが完璧なアクセントのアメリカンイングリッシュを話し、容姿や身のこなしも洗練されている。美人ニュースキャスターのエミリー・チャンなどがその代表格ですが、プリシラは体型もかなりの肥満型で、お世辞にも美人とはいえません」(在米ジャーナリスト)
そんなプリシラの出自について、イギリスメディア特有の底意地の悪さで掘り下げたのがタブロイド「デイリーメール」紙の記事だった。
「ザッカーバーグの妻の父は中華食堂で18時間働くアジア系難民だった」と題した記事によると、彼女の父はベトナム系中国人。難民キャンプに滞在した後、70年代末期に家族と共にアメリカに移住したという。その後、プリシラの両親はボストンの中華街のレストランで働きながら3人の娘を育て上げた。長時間労働に明け暮れる親たちに代わり、子育てを担当したのは、英語がまったく話せない祖母だったという。
苦学の末、ハーバードに進んだプリシラは2003年、大学のパーティーで「トイレの行列に並んでいた時」に、ザッカーバーグと知り合い、8年の交際を経て結婚に至った。
「結婚当初はゴシップ紙で、路上で熱烈キスを交わすザッカーバーグ夫妻の写真も公開されましたが、でっぷりと太った姿で路上を徘徊するプリシラは、日本でよく言われる”中国嫁”的ルックス。洗練とは程遠い印象です。その容姿には移民二世としての苛烈な生い立ちも関係しているのかもしれません」(同)