最新シングル40万枚超も、内部は陰湿でドロドロ!?AKBとはこうも違う!乃木坂46“清楚”の裏側

――紅白出場こそ逃したものの、結成から3年、いまやAKB48グループの中で2番目の売り上げを誇るまでに上り詰めた乃木坂46。ただし、 AKB48の公式ライバルとうたいながらも、日常的にライブが行われているAKBとは違いライブは年に数回、メンバーの出自や楽曲に関しても、AKB48グループとはそのあり方が大きく違っているようだ。そこで本企画では、AKB48と比較しつつ、いま破竹の勢いにある彼女たちの魅力を伝えてみたい。

今年8月30日に東京・神宮球場で開催された、乃木坂46単独ツアー最終公演。休業中であった生田絵梨花が"復活"し、ファンを熱狂させた。

 いま、乃木坂46(以下、乃木坂)がキている。10月8日に発売した通算10枚目のシングル「何度目の青空か?」は、オリコンランキングで発売初週売り上げが47・9万枚。11月26日発売の「希望的リフレイン」で20作連続初週ミリオンを達成した本家AKB48(以下、AKB)には遠く及ばずとも、7月30日発売の「不器用太陽」の初週売り上げが32・4万枚だったSKE48を抜き去り、関連グループではいまやナンバーツーともいわれている。

 スキャンダルでもキている。下馬評では出場が確実視されていた『第65回NHK紅白歌合戦』。ファンの間ではその落選の要因ではないかともささやかれている、「週刊文春」(文藝春秋)10月16日発売号でスッパ抜かれた人気メンバー松村沙友理の”路チュウ”騒動でも、世間を大いに騒がせたばかりだからだ。

「しかもお相手が、グラビア掲載などで関係も深い集英社の既婚編集者だった。結成3年目のグループ初スキャンダルがよりにもよってこれですから、ファンの間では"不倫""枕営業"などと騒がれました」(週刊誌記者)

 それもそのはず、乃木坂がデビュー以来推し進めてきたイメージ戦略のカギは"清楚さ"。ゆえにこそ乃木坂は、恋愛スキャンダルからはほど遠いと思われてきたのだ。実際乃木坂の面々は全員がほぼ黒髪で、メイクも派手ではない。衣装はAKBと同じ制服をモチーフにはしていても、スカート丈は短くても膝上10センチ程度。もちろん、衣装で水着姿になることは皆無だ。

 事実、肌の露出については、出演するメディアに対しても厳しくチェックが入るそうで、ある週刊紙のグラビア担当者は「事務所への写真チェックの際、胸元が見えていたりすると、写真を使うなとか修正しろとか、細かく指示が入って面倒」と語り、戦略的にセクシャルな要素を排除しようとしているのがわかる。

 かように乃木坂とAKBは、秋元康プロデュースの似たものグループに見えようとも、実はその内実は大きく違う。そこで本稿では、すでによく知られたAKBを比較対象としつつつ、乃木坂の快進撃の理由を探っていきたいと思う。

ヤンキー高校AKBと私立のお嬢様校乃木坂

2013年9月28日に東京・国立代々木競技場第一体育館で開催されたファッションイベント「ガールズアワード2013 AUTUMN/WINTER」にゲスト出演した乃木坂46の面々。実に清楚でございます。

 AKBは周知の通り、「会いに行けるアイドル」をコンセプトに秋葉原の小さな劇場からのし上がった。一方乃木坂は、いわばAKB48の威を借り、完全にお膳立てされたなかで華々しくデビューを飾ったグループだといえる。

 乃木坂が、ソニー・ミュージックエンタテインメント(以下、SME)と秋元康の新アイドルプロジェクトとして誕生したのは11年8月。同年7月から行われた「AKB48公式ライバル乃木坂46~来た人全員スナップオーディション~」には総勢3万8934人が応募、応募者総数7924人であった05年のAKBオープニングメンバーオーディションの実に約5倍である。その後5回の選考を経て、乃木坂46に合格したのは36人。グループ名の「乃木坂」は、最終オーディションが行われた「SME乃木坂ビル」に由来、「46」には「AKBより人数が少なくても負けない」という、秋元康の意気込みが込められているのだという。

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