「R.Y.U.S.E.I.」でジャパニーズEDMの臨界点を突破!三代目JSBの音楽的真価を知るための10選レビュー!

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三代目J Soul Brothers徹底研究【目次】

三代目J Soul BrothersはEXILE一族における"嵐"だ!
オジサンにも3分でわかる、三代目JSBの華麗なる履歴書
ジャパニーズEDMの臨界点超え!三代目JSBこの10曲を聞け!
TAKAHIROに代わる新スキャンダル王誕生か!? 登坂熱愛の裏事情
EXILEとはこうも違う!アイドル売りを推し進めるメディア対応の裏話
「三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE」(幻冬舎)

 クリエイティブな精神を費やし、現代のJ-POPシーンに数多くの娯楽と功績を残してきたアーティスト集団と言えば、ご存じEXILEを中心に構成されるLDHファミリー。近年では、メンバー全員が1990年代生まれのGENERATIONSをはじめ、アイドル路線を強めた女性グループのE-girlsなど、EXILE直系ともいえる若手グループが続々と台頭し、そのいずれもが商業的な成功を収めている。

 中でも破竹の勢いを見せているのが、三代目J Soul Brothersだ。2010年に結成して以降、作品のリリースにライブ、果ては俳優業や舞台とメンバーそれぞれがエンターテインメントに奔走。EXILE譲りの野性味あふれるビジュアルに個性豊かなキャラクターも相まって、アイドルとしての価値も右肩上がりで高めつつある。

 もっとも、三代目JSBの醍醐味は、他ならぬ音楽そのものに集約されていると言っても過言ではない。活動初期こそ「Best Friend’s Girl」に代表される切ないミディアム・ナンバーに傾倒しがちだったものの、作品を重ねるごとにコンテンポラリーなクラブ・ミュージック要素を積極的に採用。2014年に至っては、リリースされた大半のシングルで豪快きわまりないアップナンバーを打ち出し、EXILEは元より、LDH系グループの元祖ともいえる〈初代J Soul Brothers〉すら凌駕してしまうほどのたくましい飛躍を遂げている。

 サイゾーpremiumでは、今をときめく三代目JSBの奥義に迫るべく、「セールス優先の歌謡曲路線は想定内――高水準パフォーマーとしてのEXILEが抱えるジレンマ」に続き、彼らが生み落とした傑作ダンス・ナンバーの数々を厳選して紹介していこう。アイドル的人気にとどまらない孤高の“カッコよさ”を、主に音楽の視点から紐解いていく。

【1】「Japanese Soul Brothers」
 記念すべき1stアルバム「J Soul Brothers」のリード・トラック。三代目JSBの前身である二代目JSBとの共演が実現した同曲は、新旧のボーカルによるアグレッシブな掛け合いと、LDHご用達のクリエイター:T.Kuraが手がけたトランシーなサウンドがひっきりなしに聴き手を鼓舞するアップテンポのR&B。その鮮烈なまでの一手は、3rdシングルあたりまで維持されていた大衆向けアプローチおよびEXILEのエピゴーネン的ポジションを青天の霹靂のごとく払拭し、今日に至る屈強なスタイルの基礎を築いた。


【2】「FIGHTERS」
 JSB初のオリコン1位を獲得した5thシングル。いつになくエッジの効いたサウンドの上を勇猛なボーカルで一気に畳みかけるジェットコースター的展開が魅力。「ドラマ『ファーストクラス』(フジテレビ)で沢尻エリカに付きまとう役を好演している劇団EXILEの青柳翔が主演するドラマ『ろくでなしBLUES』(日本テレビ)の主題歌ということもあって、楽曲にはヤンキー要素がたんまり。彼らの支持者であるマイルドヤンキー層のテーマンソング的な位置付けじゃないでしょうか」(メジャーレーベル関係者)

 プロデューサーは、今も昔も三代目JSBと蜜月の関係にあるSTY。なお同曲がリリースされた当時、三代目JSBは初の単独ライブツアーを開催。〈EXILEの舎弟分〉というだけだったイメージを払拭し始めた自信と品質に磨きのかかる作品。


【3】「NEW WORLD」
「J Soul Brothers」からわずか半年のスパンでリリースされた2ndアルバム「TRIBAL SOUL」に収録。従来のポップな音楽性を尊重しつつ、より洗練されたダンス・ナンバーも多数収めた同作で、三代目JSBは日本語ラップシーンで絶大な支持を得るプロデューサー、BACH LOGIC指揮のもと、正統派フロア・バンガーへ歩みを寄せた。スリルと奥行きを携えた音像からは、BLが自ら客演も買って出たEXILEの「Touch The Sky feat. BACH LOGIC」を希釈したような印象も受けるが、今市・登坂の両ボーカルがせめぎ合うかのように個性を発揮していることが奏功し、なかなか侮れない聴き心地だ。



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