──年齢不詳、職業不明、痛風持ち……老獪タカスが、自らの五臓六腑をすする気合で過激に告白&提言
写真集『Junco』を一緒に手がけたメンバー。三原も荒木も、今は人が変わり、私の元を離れていったが、3人が生み出した作品の価値は変わらない。300円で売られても、傑作は傑作だ。
へアヌード氷河期といわれてもう10年になるが、こんな時代だからこそ"高須ここにあり"ということを世に知らしめるために、かつて私がプロデュースした写真集3作の復刊を考えた。
1冊目は、林葉直子の『罰』(横木安良夫撮影/モッツ出版/2001年)。将棋の女流名人を高須クリニックで豊胸させて、縛ってやりたい放題。この本は『罰と罪』と改題し、今年4月に出版した。
2冊目は、発売当時、出版差し止めの仮処分命令が下った藤田朋子の『遠野小説』(風雅書房/1996年)。荒木経惟が撮影した。
3冊目も、ヘアヌード黎明期に荒木が撮った三原じゅん子の『Junco』(ベストセラーズ/94年)。これを三原は"なかったこと"にしている。当然、復刊にあたって本人の許諾は取らない。裁判、抗議、そんなものは関係ない! 別に死刑になるわけではない。
思えば女の人生、三者三様だ。林葉は師匠である日本将棋連盟前会長・米長邦雄と刺し違え、先に米長が逝った。林葉も重度の肝硬変を患っており、短命であることは間違いない。