――AVメーカーMAXINGさんイチオシのAV女優さんと時事問題を考える当連載。今回は、今年5月の電撃引退から見事復活を遂げた麻生希ちゃんに、マンガ・アニメおよびアダルトコンテンツの表現規制について聞いちゃいます。
[今月の提言]
アダルト表現には男性の性衝動を抑える働きもあるはずです!
[今月のトピック]
アダルトコンテンツ規制
表現規制に積極的な自公政権やマスコミの過剰報道などにより、性的表現の締め付けは厳しさを増している。14年6月、児童ポルノの単純所持を禁止する改正児童ポルノ法が成立。対象から除外されたマンガやアニメも、依然として他の法令や業界の自主規制の的にされる可能性がある。
――7月19日に、岡山県倉敷市の小5女児誘拐事件の犯人が逮捕されたのは知ってます?
麻生希(以下、麻) 警察に踏み込まれたとき、女の子を「自分の妻です」って紹介したやつですよね。
──そうそう。犯人の49歳男性はいわゆるロリコンで、報道によれば、部屋にはアニメのポスターが貼ってあったと。この手の事件が起きると、大手マスコミは往々にして犯人のオタク気質みたいなものをクローズアップするんですよね。で、そうしたマンガやアニメが犯罪を誘発しているから規制しよう、みたいな方向に持っていこうとする。
麻 あー、そういう作品が男の人の欲求を刺激しちゃうっていう。でも、マンガやアニメとはちょっと違うかもですけど、わたしたちがやってるAVも、本来は男性を満足させるためのものだと思ってるんで、規制されてやりたいことができなくなるのは困りますね。
──希ちゃん自身は、マンガやアニメは見るほう?
麻 アニメはあんまり見ないんですけど、マンガは『ちびまる子ちゃん』と『コジコジ』が大好きです。
──意外なところを突いてきましたね。
麻 難しい作品はわからないんですよ、『エヴァンゲリオン』とか。