【岩佐真悠子】普段の自分とは真逆の役柄を演じることが、彼女の女優魂に火をつけた!

――純朴なヒロイン「フランチェス子」を演じ、マ○コと叫びながらも確かな成長を遂げた本音トークをどうぞ。

(写真/オノツトム)

「こじらせる」という言葉は、物事をやっかいにさせる/もつれさせる、もしくは長引かせるという意味を持つ。昨今では“中二病”というスラングで表現されることもあるが、処女や童貞においてもその言葉は機能する。

 修道院育ちでスレていなく、浮世離れした処女=フランチェス子が、自身のアソコに突如出現した人格を持つ人面瘡と対峙することで、人間的な成長を遂げる──という内容で注目を集めた姫野カオルコ原作の映画『受難』が、ついにDVDとしてリリースされる。主人公であるフランチェス子役を務めたのは、自ら「最初に話をいただいたとき、キャスティングミスだと思いました。制作に携わる人たちは、私のことを知っているのかな? って」と自虐的に語る、普段は明け透けなキャラで知られ、役柄とは真逆のパブリックイメージを持つ女優、岩佐真悠子。

「実は、原作を知らなかったということと、話は面白いけど、物語を映像にしたとき、私が主役を演じるのはあまりにも違いがありすぎると思って、一度お断りしているんです。でも、その後に監督に会って話を聞く中で、人面瘡にCGを一切使わずに特殊メイクでやるということ、ヌードや濡れ場がメインではなく、あくまで作品の本筋に必要な要素であること、という私自身が気がかりだった部分がクリアになったので、それなら演じてみようと決めました。

 女性器に人格を持つ人面瘡ができるという、人生においてあり得ないことを演じられるのは女優業の醍醐味。また、奇想天外な設定でありつつも、欲望を持て余している女性が己の性とどう向き合っていくのか、究極の愛に辿り着くためには、ということを自問自答していく物語は、すごく惹かれる部分があったんです」

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2024.11.22 UP DATE

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