キンコメ・高橋がココ・シャネルの卑しさを斬る

どんなに立派なお言葉も、決して素直に受け取らない卑屈家が2人。そのこじれた思考に、偉人たちの格言を浴びせてみると……?

今月の格言

贅沢を貧乏の反対と考えている人がいますが、それは違います。
贅沢とは下品さの反対なのです。

ココ・シャネル(Coco Chanel)
1883年、フランス生まれ。香水「No.5」や「シャネルスーツ」で知られるブランド「シャネル」創業者で、ファッション業界に多大な影響を与えたデザイナー。1971年、没。

 今回の格言は、ココ・シャネルの「贅沢を貧乏の反対と考えている人がいますが、それは違います。贅沢とは下品さの反対なのです」です。

 じゃあ、逆に上品の反対は何でしょうね。

 そりゃあ、下品でしょう。そもそも、これ、対の問題ではなくて、「品格は金では買えないのよ」みたいなことを言ってるんじゃないですか? 金持ってても下品な人っているじゃないですか。

 だいたい我々は「金持ちは下品だ」と思い込むという、唯一の武器を持ってますからね。……なんか、小明ちゃんってお金持ったら下品になりそうだよね。

 失礼だなぁ。それはパーケンさんが私を貧乏人として見てるからでしょう。でも、ぶっちゃけシャネルって、日本だと下品寄りじゃないですか? 地元のパチスロから出てきたおばさんでもシャネルぶら下げてたりするじゃないですか。本当にお金持ちの人は、たぶんもっとロゴの主張が少なくてデザインのいいスーツとかをサラッと着こなしてるんでしょうけど、ブランドに疎いと、主張の激しいシャネラーばかり目に入るんですよ。

 シャネルが日本で下品に思われ出したはしりは、泉ピン子さんとかでしょ。

 次点でハイヒールモモコさん、ゴルゴ松本さんも入れたいです。あのロゴが大きすぎるから、ゴルゴさんが真似しちゃうんですよ。

 ロゴも初めは小さかったよね。どっかでデカくしたんだろうね。

 お金持ちにはもう行き渡ったから、今度は中流で虚栄心が高い人にシャネルを買わせるために、「どこからどう見てもシャネル!」っていう主張の強いロゴにしたのかも。

 僕がよく釣りに行く埋め立て地にも、シャネルのロゴが入ったTシャツを着てる人がいたもん。海辺で暮らしている人だけど。

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