(写真/永峰拓也)
本社のお膝元に完成した巨大モール
イオンが本社を構える千葉県千葉市美浜区に建設された大型ショッピングモール。大人とファミリー、スポーツ&家電、ペットと4棟のライフスタイルモールで構成。デンマークの雑貨店「ソストレーネ・グレーネ」や職業体験型テーマパーク「カンドゥー」など取り揃える。12月20日のオープンから4日で約57万人が来場者したという。
『吉本興業』
このほど、よしもと幕張イオンモール劇場をオープンした日本最大のお笑い事務所。こけら落としには中田カウスも登場し、正月三が日もNMB48ほか多数の有名芸人が出演していた。
今年12月20日に開業した「イオンモール幕張新都心」。イオンモールの旗艦店として首都圏最大級の広さを誇り、オープンから4日間で来場者は約57万人を記録。 「どこも同じ店が並んでる」といわれる昨今のショッピングモール(RSC)だが、同店舗には、スパや本格的なスポーツ施設、東映や吉本興業と提携した劇場、職業体験テーマパークなど、ほかにはない施設が並び、イオン側の鼻息の荒さが伝わってくる。
だが、かねてから幕張地域は、新都心としては交通の便が悪くバブル以降、企業の撤退が続いた上、近隣にはららぽーとTOKYO-BAYなどの競合施設が隣接。「工費などを回収するのに最低でも25年はかかるはず。今後、少子化が進み客足の見込みも減っていく中で、どう資金回収をしていくのか」(流通関係者)と、その先行きを疑問視する声も少なくない。