紅白の『あまちゃん』コーナーにNHK局内から続々とあがる"放送事故"を危惧する声

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 NHKが23日、大晦日の『第64回紅白歌合戦』で大ブームを巻き起こした連続テレビ小説『あまちゃん』の出演者による特別コーナーを生放送することを発表した。

 各スポーツ紙によると、コーナーは『あまちゃん 特別編』として本編を手がけた宮藤官九郎が特別に脚本を書き下ろし、音楽は大友良英が担当。歌あり、ダンスあり、笑いありのステージショーになる予定で、劇中で登場したアイドルグループ・アメ横女学園や能年玲奈演じる主人公・天野アキが所属したGMT47のアキを中心としたメンバーが「暦の上ではディセンバー」を披露。アキの母・天野春子を演じた小泉今日子は25年ぶり、女優・鈴鹿ひろ美を演じた薬師丸ひろ子は初の紅白出場。アキの親友・足立ユイを演じた橋本愛はアキの応援に駆けつけるそうで、ほかの出演者は現在検討中というが、アキの祖母「夏ばっぱ」こと天野夏を演じた女優・宮本信子は審査員に内定している。ただし、どのタイミングでコーナーが放送されるかは演出上の秘密だという。

「放送されるのは視聴率アップを狙って第2部で確定しているが、歌手別視聴率トップの歌手を上回る可能性もありそう。『あまちゃん』のファンからすれば『暦の上ではディセンバー』よりも、小泉が劇中で歌い、役名でシングルカットして大ヒットした『潮騒のメモリー』の生歌を聴きたいところ。薬師丸と小泉のデュエットならば最高だが、薬師丸は秋に行われた23年ぶりのライブで『潮騒のメモリー』を歌わず。また、小泉はもともと出演を渋っていてなんとかNHKが口説き落としただけに無理強いはできなかった。あとは当日までに気分が変わるのを待つしかなさそうだが、薬師丸とのデュエットはなさそう」(NHK関係者)

 演歌歌手・北島三郎の"紅白卒業"ぐらいしか目玉がない今年の紅白だけに、NHKにとっては"『あまちゃん』頼み"といったところだが、現場からは生放送でのコーナーについて"放送事故"を危惧する声があがっているというのだ。

「能年と橋本が生放送とステージ上のプレッシャーに耐えられるかどうかが心配。というのも、能年は取材対応や生放送での雰囲気に慣れる前に一気に売れてしまったので、同局の『あさイチ』やフジの『笑っていいとも!』の生出演ではまったく言葉が出てこず放送事故寸前。そんな状態で生歌を披露するとなれば今まで味わったことのない緊張感だろう。おまけに、橋本は7月に登場したCM発表会見の不機嫌な態度をとったり、『フライデー』(講談社)では未成年なのに深夜の歌舞伎町を徘徊している姿を報じられるなど事務所のコントロールがまったく利かない状態。とんでもない発言をしなければいいのだが…」(別のNHK関係者)

 場合によっては、能年と橋本が北島から今年の紅白の"主役"を奪い去ってしまう可能性もありそうだ。

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