「女子アナの時代の次は“男子”だ!? 視聴率を“顔”で稼ぐ イケメン男子アナの実力」で見てきた通り、各局どこも男性アナウンサーの売り出しメンバーを揃えつつある状況だ。安住紳一郎・羽鳥慎一ツートップ時代を経て、男性アナウンサー業界の覇権を握るのはどこの局なのか? 各局の面々と、その戦略をまとめてみた。
〈フジテレビ〉まさかの生田アナ結婚で、覇権争いから一歩遠のく
ショーパンとはただの同期なの?
中村光宏(29)
84年生/07年入局/『めざましテレビ』(木・金)スポーツ実況ほか
兄の七光りもあったのに……
生田竜聖(25)
88年生/11年入局/『めざましテレビ「ココ調」』(月)『BSフジプライムニュース』(水)ほか
濃い目のキャラでニッチな人気
榎並大二郎(28)
85年生/08年入局/『FNNスーパーニュース』ほか
元祖イケメンアナ、復活なるか?
渡辺和洋(37)
76年生/01年入局/『とくダネ!』『ノンストップ!』ほか
●“かわいい”から“濃ゆい”まで、品揃え豊富路線
中村アナはかわいい系のルックスで熱視線を集めていたが、09年に同僚のショーパンこと生野陽子とのデート写真を週刊誌に撮られ、少々人気に陰りが。一方、期待の星・生田アナはなんと入局2年目で先輩・秋元優里とデキ婚ゴールイン。女子ファンからは憤慨され、局内でも手放しでは喜ばれていないという報道も出るなど、ブーイングの嵐を食らっている。そんな中、独自路線で人気を獲得しつつあるのが自称“褐色の弾丸”こと榎並アナ。準ミスター慶應で元水泳部という恵まれたルックスから、ブログで展開する「褐色美女図鑑~妄想編~」(同僚女子アナと自身のシチュエーション妄想会話劇)で見せる“馬鹿男子”っぽさが男性にも受け、憎めないキャラクターを確立している。元祖イケメンアナ・渡辺和洋を擁し、彼のブレイク以降イケメンの採用に力を入れたともいわれるフジだが、現状は他局の後塵を拝しているといわざるを得ないだろう。榎並アナのブレイクに期待がかかる。
〈日本テレビ〉次代の男子アナ人気を背負って立つ!?
若手ナンバーワンの呼び声高し
桝 太一(32)
81年生/06年入局/『ZIP!』『全国高等学校クイズ選手権』
PL学園エースの底意地に期待
上重 聡(33)
80年生/03年入局/『ズームイン!! サタデー』『Going!』
ジャニヲタキャラを活用すべし
青木源太(30)
83年生/06年入局/『スッキリ!!』『皇室日記』
●とりあえず桝アナ人気を押していく路線
今年のオリコン「好きな男性アナウンサーランキング」で1位に輝いた桝アナは、安心感あるルックスと控えめなキャラで人気を獲得している。その桝アナに追随するのは、PL学園野球部出身で、甲子園では松坂大輔と投げ合ったという、スポーツ経験者が多い男子アナの中でもピカイチの経験を持つ上重アナ。球界では松坂世代も引退者が増える年齢に差し掛かっている今、アナウンサーはここからが勝負の時期だろう。桝アナと同期の青木アナはジャニーズファン。『嵐にしやがれ』出演時、ジャニーズイントロクイズで嵐に勝利し、ジャニヲタの注目を浴びた。羽鳥アナ独立後の穴を埋めるのは誰になるかと思われたが、桝アナの台頭により、引き続き日テレの優位は揺るぎそうにない。