安倍政権をも左右する創価学会、他宗教との協力に力を入れる立正佼成会

創価学会(そうかがっかい)

安倍政権をも左右する公明党の最大支持団体
設立年/1930年 本部所在地/東京都新宿区 信者数/827万世帯

(絵/管 弘志)

[活動概要]
●主な活動
日蓮大聖人の仏法を信奉する団体。恒久平和、豊かな文化、人間性あふれる教育の創造を推進し、人類社会の発展に寄与することを目的とする。2014年を「世界広布新時代 開幕の年」と位置づけ、世界に目を向けた広布拡大を行っている。また、02年に教育本部を設立し、教育実践記録をまとめるなど教育現場の知恵を記録し、次世代へつなげる働きをしている。

[政治]
●支持政党、あるいは宗教団体における政治への参加について
公明党の最大支持母体として広く知られているが、政教一致については的外れな批判であり、国会の論戦の場でも決着済みである、と公式に発表している。

[社会]
●東日本大震災に関する支援活動
創価学会として、義援金約5億4000万円を寄付。震災直後に東京に災害対策本部を設置、被災地域の災害対策本部と連絡を密にし、状況の把握と今後の対応について検討した。また創価学会で組織した「かたし隊」による清掃やがれき撤去のボランティアを行い、特に被害の大きかった地域を「特別被害特区」に設定し重点的にサポート。さらに、被害地域の会館を避難所として開放し、首都圏においては、帰宅困難者を対象に学会本部で宿泊場所と食事を提供。そのほかの会館でも必要に応じて帰宅困難者の対応にあたった。創価学会員の安否確認には、「希望システム」というシステムを利用、円滑に会員掌握を進めた。

●世界でも群を抜く日本の自殺者数について
「3万人を超える自殺者、深刻化する児童虐待や孤独死など、決して人ごとではない」という論調の中で注目されるのは、「地域のつながり」の重要性であるとしているように、広宣流布を通して地域のつながりを深めていくことで自殺者を減らす取り組みをしている。

●一部の日本人によるナショナリズムの高まりについて
差別や偏見にとらわれるのは精神の酩酊状態であり、この酔いを覚まして平和の輪を広げていく、としている。

※当欄は、教団HP、『聖教新聞』、『潮』、『宗教年鑑』(文化庁)などから引用し、掲載しています。

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