いまだ“アダルトグッズ”の魅力を知らない男性諸氏に捧ぐ!新しい快楽を知り、“性の賢者”となるための冒険物語―。
脱走したディータの代わりの戦士を見つけ出すべく、女性の性感帯を刺激するアイテム、電マとバイブを差し出したうさぎ。しかし、“性豪”への道のりは険しく、脱落者が続出してしまう。そこで今度は、童貞戦士たちの妄想を叶え、やる気を出させようと、“お口”シリーズなる高度なオナホールを取り出した。果たして、新たな快感を得て、先に進む戦士は現れるのか──?
(絵/川崎タカオ)
中村うさぎ(以下、中) これまで、童貞たちにアダルトグッズを指南してきたわけだけど、今回は“童貞の妄想を叶えてくれるグッズ”をラインナップしてあげましょう。
──あれ? またオナホール?
中 これはただのオナホールではないの。4つのグッズに共通点があることに気づかない?
──ええと、「亀頭娘」「尺八娘」「フェラゾーマ」「リアル ディープ スロート」の4つ……あ! 全部“お口”シリーズですね。
中 そう! 童貞はフェラチオに対して、過大な幻想を抱いているから、実際にフェラされたらちょっとがっかりすると思うのよ。
──ええ? 実際のフェラのほうが気持ちいいんじゃないですか?
中 もう、これだから童貞は……。言っておくけど、生身の女の口でするフェラは、オナホールの気持ちよさの20%程度だからね!
──そんな……。
中 それにね、リクエストがあればするけど、女にとってフェラは基本的に“面倒くさい”のよ。
──嘘だ! “お掃除フェラ”や“朝のお目覚めフェラ”を喜んでやってくれる女性もいるはずだ!
中 AVを真に受けすぎだよ! なによ“朝のお目覚めフェラ”って。朝起きて一番最初に口にするのがチンコって、考えただけでもげんなりするわ! それに、フェラは唾液でじゅぽじゅぽ音出してあげたりしなきゃいけないし、大変なのよ。