──多岐にわたる女性ファッション誌を無理やり6ジャンルに絞り込み、ジャンル分析と共に看板モデルをご紹介!
赤文字系
■赤文字総崩れの中ひとり気を吐く
ViVi
発行/講談社 発行部数/約33万部 創刊/83年
【オトコ関係がむしろウリ!?】
藤井リナ(28)
84年7月2日生まれ スターダストプロモーション所属
専属モデルだった蛯原友里、押切もえが一時代を築いた「CanCam」(小学館)だが、年を取った彼女たちの移籍と共に読者も「AneCan」に移行。オトコ受けを狙ったコンサバカジュアルに需要がないのか、赤文字系雑誌は全般的に売り上げが落ち込んでいる。現在は、実質ギャル誌へと路線変更した「ViVi」がひとり気を吐いている状態。媚びない色気を醸し出す、藤井リナ、エリーローズ、紗羅マリー、トリンドル玲奈などナマイキ系のハーフモデルが人気を集める中、同誌は現在、創刊30周年を記念してプロアマ問わずの専属モデルオーディションを開催中。過去にはローラも専属モデルを務めていたように、芸能界のハーフモデルブームの一端を担っている。
青文字系
■いち現場数千円で読モフル稼働
Zipper
発行/祥伝社 発行部数/約14万部 創刊/93年
【彼女に未来はあるのか!?】
きゃりーぱみゅぱみゅ(20)
93年1月29日生まれ アソビシステム所属
現在最も勢いがあるのが「Zipper」、「CUTiE」(宝島社)、「KERA」(インデックス・コミュニケーションズ)などの青文字系雑誌。読者モデル中心の構成で、きゃりーぱみゅぱみゅやAMOYAMOなどもこれらの雑誌から羽ばたいていった。モデルは街頭スナップで発掘されることが多く、毎年春には雑誌編集者たちが美容系専門学校の入学式の校門前で未来のスターを探しているとか。一般的な読モのギャラはいち現場5000円程度と安く設定されているが、名前が売れると芸能事務所に所属し、ギャラも跳ね上がる。武智志穂、田中里奈、青柳文子など熱狂的なファンを数多く持ちながら、タレントとしての一般的な知名度は皆無に近いモデルが多いことも特徴。