オセロ中島 洗脳騒動占い師よりも厄介だった松嶋&松竹芸能との闇

2年ぶりのテレビで騒動はさらに拡大

2年近く、テレビに出演することがなかったオセロの中島知子が、3月末に、突如ワイドショーのインタビューに答えた。しかし、所属事務所に無断で出演したことや、その発言内容をめぐり、さまざまな反発や臆測を生むことになり、本格復帰は暗礁に乗り上げている――。

『ワイド!スクランブル』(右画面)に出演するも、同番組の視聴率は低調だった。騒いでいるのはメディアだけで、世間の関心は実は薄い!?

 3月末に突然、テレビ朝日系の情報番組『ワイド!スクランブル』【1】に出演し、自ら“洗脳騒動”を振り返り、芸能界復帰に向けての強い意志を語ったオセロの中島知子。しかし、このインタビューは、騒動の波紋をより拡大させ、結果的には所属事務所だった松竹芸能との契約解除を招く結果になった。

「そもそもインタビューでも、中島は、自分は女性占い師には洗脳されていないという主張と同時に、相方である松嶋尚美と松竹芸能へ批判的なコメントを繰り返していた。特に松嶋への恨み節とも取れる発言があまりに多すぎるので、番組側でカットしたそうです」(週刊誌記者)

 中島が松嶋批判を繰り返す背景には、2007年に松嶋が松竹芸能から独立したことがあるとされる。さらに洗脳騒動の原因も、この独立劇に根ざしているといえそうだ。芸能ジャーナリストが語る。

「中島はナイーブで、男女問わず、一度人を好きになると、徹底的に相手を求めてしまう。オセロが順調に活動している時、中島の松嶋に対する思いは、まるで恋人に対するもののようだった。しかし、彼女が独立して、結婚までしてしまったことで、大きな喪失感を抱き、芸能活動へのモチベーションも一気に落ちてしまったんです」

 また、こんな話もある。

「松竹芸能の東京支社長でありながら、松嶋と一緒に独立したM氏は、現在、彼女の事務所の代表を務めています。松嶋は『独立の際、中島を誘った』と語っていますが、M氏は、そもそも中島を連れて行く気はなかった。いわば、松竹芸能や自分を裏切った形で出て行ったはずのそんなM氏と、松竹芸能は今も業務提携をしている。そうした対応と、仕事の多忙ぶりが、中島の松竹芸能に対する不信感を増幅させていったんです」(同)

『オセロ中島』
「オセロ」の中島知子のこと。1971年生まれ。93年にオセロを結成し、活躍。2011年4月から体調不良を理由に長期休養に入ったが、その後“洗脳騒動”が起こる。

 相方や所属事務所に裏切られた……そんな思いから、芸能活動に対するモチベーションが低下した中島。そんな彼女の心の穴を埋めるように関係を深めていったのが、今回の騒動の一方の主役である占い師だ。

 中島は先のインタビューで、自分が占い師に洗脳された被害者ではなく、むしろ占い師のほうが騒動に巻き込まれた被害者であることを熱弁した。そのため、「彼女はまだ、占い師がかけたマインドコントロール下にある」との指摘まで出てきた。

 しかし、この中島の認識については、昨年3月、家賃を滞納していた渋谷のマンションを中島が退去して以降、彼女の社会復帰コーチングを担当してきた認知科学者である苫米地英人氏も、お墨付きを与えている。

「中島さんは、洗脳やマインドコントロールにはかかっていません。定義にもよりますが、中島さんの場合は、占い好きな女性が、占い師のアドバイスを信じたり、日本人の多くが初詣で神社にお賽銭を投げたりするのと同じようなレベルのもの。私が”脱洗脳”を手がける洗脳のレベルというのは、第三者が自己の利益のために、反社会的な行動へ誘導するようなものを言います。中島さんはあくまで、占い師の女性のことが好きで共同生活をしていた。相談相手として、占い師の言葉が中島さんの行動に影響を与えていたことはあるでしょうが、決断していたのは中島さん自身です。ただしこの1年間、占い師と離れて私のコーチングを受ける中で自分自身の直近のゴールが、芸能界復帰であることを明確化できた。現在の彼女にとって大事なのは、復帰への環境を周囲が整えてあげることです」(苫米地氏)

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