長瀬ハワイ×壇蜜"ぶっちゃけセクシー対談"「どんな作品で仕込まれたんですか?」

――いまもっとも旬なオンナ、壇蜜がサイゾーに見参! 本誌連載『セクハラAV問答』でお馴染みの、気鋭のAV監督・長瀬ハワイと夢の対談がここに実現した。長瀬監督の渾身のセクハラが飛び出すかと思いきや、話題は意外な方向へ……。

(写真/菅野ぱんだ D-CORD)

長瀬ハワイ(以下、) お会いできて光栄です。妖艶な色気がほとばしってますね。こうして目の前で実際にお会いしてみると、世の男たちが壇さんに狂わされるのが改めてよくわかります。壇さんご自身は、テレビに雑誌に引っ張りだこのいまのブームについてはどう思ってらっしゃるんですか?

壇蜜(以下、) いや、もう早く過ぎ去ってほしいという気持ちでいっぱいですね。

 え、ええ~っ! それはまた意外ですね。

 いまの状態ってみなさん、私という珍しい女に対して、マラリアにかかってしまったような状態じゃないかと思うんです。大事なのは、そのマラリアが治ってみなさんに免疫ができた時に、私に何ができるか、そして、そのために私がどう動くべきなのか。そこからこそが、私にとって本当に大事なところだと思っているので、いまのような状態は、とにかく早く終わってほしいというのが、私の正直な気持ちなんですよね。

 なるほど。でも、別にグラビアを止めたいってことではないんですよね?

 もちろん、ニーズがある限り、みなさんが私の肢体を見たいと思ってくださる限りはやらせていただきたいです。グラビアこそが私のなりわいですから。だって、いま真珠の玉でできたパンツをはいてグラビアに出れるのって、おそらく私くらいですよ(笑)。

 確かに。でも、大ブレイクしているのに、まったく手を緩めないのがすごいですよね。

 私が、スタイリストさんやカメラマンさんをリスペクトしているからですかね。私がリスペクトする方々が、わざわざ私なんかのために真珠の玉のパンツをあつらえてくれるなんて、こんなうれしいことはないですから。

 私のいるAV業界と、壇さんのいるグラビア業界、着エロ業界との関係でいうと、最近、AVのヘビーユーザーが着エロのほうに流れていっている気がするんですよね。

 そうなんですか? いまはAVより着エロのほうが勢いがあるんでしょうかね。でも、だからって着エロ業界にいることが楽かっていうとそんなことはない。いまや着エロ業界もただハードなことをやれば売れるわけではまったくなくて、女性のクオリティと露出とがきちんと両立しないといけないんですね。私、「いま、グラビアアイドルは3つのAに悩まされている」とよく言っているんです。それは、AKB48、アダルトビデオ(AV)、そして、アニメ(ANIMATION)。

 ほうほう。

 そういった敵に囲まれて切磋琢磨しているからこそ、AVのお客さん方を奪ってしまっているという部分はあるのかもしれません。でもこの先、中途半端なグラビアは消えてしまうと私は思います。生き残るのは、美しい着エロだけではないでしょうか。

 そうなんですか?

 まあ、私は「グラビアというものを終わらせてさしあげる」というくらいのつもりでやってきましたけどね(笑)。たまに「壇蜜のせいで露出のハードルが上げられて腹が立つ」なんておっしゃる方もいるんですけど、でもそんなことをおっしゃる方々は、「若さ」という、私にはない強力な武器をお持ちですしね。30代だからこそ、ここまでやらなかったらなんのインパクトも与えられなかったと思っているんですよ。

 う~ん、なかなかハッキリしていますね。男性にもそんな感じなんですか?

 そうですね。以前、“行為”が終わったあとすぐにシャワーに行ってしまう方がいて、それが嫌だったから、「別れましょう」とお伝えしたことはあります。

 それ、正解だと思いますよ。セックスしてイッたあとに2人でゆっくりまどろむ時間って、絶対に必要ですからね!

 ねえ? 「減るもんじゃないし、別にイイじゃん」なんて言う方もいますが、そんなことないと思う。そういうことをされてしまうと、内面はちゃんとすり減ってしまいますからね。

 そうですね。壇さんは、精神的にあまり男性には依存しないタイプなんですか?

 そうですね。そばにいてほしいとはすごく思うんですけど、でも「いなくなるよ」って言われたら、「じゃあいいか」となる。私にとって男性は、サンタさんと一緒ですね。頼りにしたい気持ちはすごくあるけど、相手はサンタさんだし、いなくなるなら、それはそれでしょうがないかなって。

 セックスの相性が合って、かつ精神的にもきちんとつながっていられるような人は、これまでにはいたんですか?

 う~ん、たまにいたとしても、実はその方が既婚者だった、なんてことが後から発覚したり。しかも、なぜかそういうことが2回もあったりして……。

 ちなみに、壇さんのこれまでのご経験の中で、長く付き合った人ってどれくらいなんですか?

 5年くらいでしょうか。どんなに短くても、1年くらいは一緒にいますよ。

 それだけ付き合っていると結婚話も出てきそうなものですが、壇さんのほうに結婚願望はなかったんですか?

 自分がそのとき移り気で、仕事だったり彼以外の男性だったり、ほかに好きなものができてしまうことが多かったんですよね。

 なるほど。というか壇さんは、そもそもどんな男性が好みのタイプなんですか?

 そうですね。年上で、でも「お仕事以外では自立していない人」が好きです。靴下をすぐなくしちゃったり、服を脱ぎっぱなしだったり。で、私は彼が脱ぎ散らかしたものを、何事もなかったかのようにたたむタイプなのかな。男性って、「心のなかにひとつしか棚を持っていない」って私は思うんです。もしその棚に仕事を置いちゃったら、ほかはぜんぶ落ちていっちゃう。だから、働くということだけをその棚に置いておいてくれれば、あとは私が全部やってあげてしまいたくなっちゃうんですよね。

 ほおほお。それは素晴らしいですね。

 いまどきこんな考え方は古いと言われちゃうかもしれないけど、私、「良妻賢母」ってバカにできないと思うんですよ。女性もガンガンお仕事をするようになって、それでもチヤホヤされたくって「愛され女子」なんていってますけど、そんなんでいいのかなって女性もみんな悩んでるし、迷ってる。よく「男性が弱くなった」というけれど、単に女性が強くなっただけで、男性はずっと変わってないように思うんです。だったら、良妻賢母みたいなあり方って、やっぱり大事じゃないのかなって。

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