"傍若無人"上杉隆の横暴で、自由報道協会がいよいよ崩壊中!

2012.10.26 毎月最終金曜日の番組レギュラーとして出演する『5時に夢中!』内で上杉氏の記事盗用に対する釈明が放送。これは上杉氏自らが希望して、そのための時間を取るよう、MX側に要請をして承諾されたという。(※『5時に夢中!HP』より引用)

 このところテレビ出演や雑誌の連載などで注目を集める半面、「週刊文春」での、安倍晋三首相の選挙事務所に関する捏造記事(09年2月26日号)や日刊ゲンダイの連載などで、被災地や原発に関する明らかな事実誤認をするなど、記事の捏造や盗用が多い人物としてインターネットでは批判を集めている上杉隆氏だが、今年も目が離せなさそうだ。

 さまざまな批判がされる中で、2012年末話題になったのが「読売新聞記事剽窃問題」だ。11年3月23日付「ダイヤモンド・オンライン」と上杉氏の著作『国家の恥』(ビジネス社)で使用された「3月23日現在、原発事故への各国政府の対応」という表が、「著者調べ」として掲載されたが、これが11年3月19日付の読売新聞朝刊に掲載された「自国民に対比を求めている主な国・地域」という表に酷似しており、上杉氏が盗用したのではないか、という疑惑が持たれている一件だ。

 この記事剽窃問題に関して、上杉氏を批判した池田信夫氏やアゴラブックス、池田氏のブログを掲載するBLOGOSの運営会社・NHNなどに対し、上杉氏が名誉毀損の訴えを起こしており、法廷までいけば、綿密な検証がなされるだろう。だが、上杉氏は、自身のHPやツイッターなどで「調査を行い盗用の事実がないことを第三者立ち会いのもと確認した」「報告書を出します」と発信しているにもかかわらず、その後それらしきものは出ていない様子だ。

 ある自由報道協会会員は「剽窃問題が持ち上がった後、上杉氏の逃げ回り方はひどかった。協会で行われた会見の仕切り役を、別の会員に押し付けていたほどです」と語る。

 そんな上杉氏に対する批判の声は日ごとに増しており、ネット上では『上杉隆氏についての検証』なるサイトが有志の手で立ち上げられている。ここには、「ハワイで環境基準の43倍のセシウムが観測された」など、これまで彼が手がけた原発関連の手ぬるい取材による言説や、NHK及びニューヨークタイムズでの経歴に関する検証など、同氏がウェブやメディアで起こした問題が、ほぼ網羅されている。

 だが、こうした批判の高まりに対して同氏は、落ち込むどころか、「『宣伝になる』と喜んでいる」(同)という話もあるから手がつけられない。

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