森光子とジャニーズの長く深い関係
“ジャニーズのお母さん”といわれるほど、関係が深かったジャニーズ事務所と森光子。両者の関係は、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長の実父が森のファンであり、彼女の舞台に頻繁に訪れたことに端を発するという。数多のジャニタレの中でも、もっとも深い寵愛を受けたのが東山紀之だが両者の関係はどのようなものだったのか?
『女優 森光子』(集英社)
国民栄誉賞や文化勲章などを受賞した、女優・森光子が急逝したのは12年11月10日。京都祇園の芸妓の母と紡績会社の御曹司の間に生まれるも、私生児として育てられた彼女の数奇な人生と功績を、各メディアが報じる中、SMAP、嵐ら数多くの人気グループを抱えるジャニーズ事務所【1】の内部が森の遺産をめぐって揺れていることを、「週刊文春」【2】(文藝春秋/12月20日号)が明かした。
同誌によると、森は生前、子どもがいないこともあり、長年親交のある同事務所のメリー喜多川副社長に「私が死んだら、財産の一部はジャニーズの若い子たちを育成するために使ってほしい」と“遺言”を残していたという。その考えに賛同したメリー副社長は「ジャニーズ=森基金」として運営しようと考えていたというが、森光子が生前したためた遺書に「遺産の一部を東山紀之に譲る」と書いていたことを知ったメリー氏が「話が違う」と激怒したというのだから穏やかではない。
「問題の記事が掲載された号が発売される前の12年12月7日、都内で森さんの本葬が営まれた。ジャニーズ事務所のタレントにとって森さんは母親同然とあって、所属タレント68人が参列。かつて森さんの『永遠の恋人』と呼ばれた東山が事務所を代表して弔辞を読むかと思われたが、実際に読んだのはメリー氏がお気に入りのマッチこと近藤真彦。東山は囲み取材も受けずに浮かない顔で会場を後にしたが、その後『週刊文春』の記事が出たことで、東山が弔辞を読まなかったのも納得がいった」(スポーツ紙デスク)