池田大作死後の後継者問題と危惧される創価学会の影響力

――長らくその姿を公の場に見せていない池田大作創価学会名誉会長。中には「すでに死んでいるのでは?」という説すら飛び交うが……そのXデー後を予想してもらった。

『池田大作名言100選』(中央公論新社)

 さて、創価学会における芸術部の流れを追ってきたが、同会にとって現在最もホットなトピックといえば、なんといっても池田大作氏の体調問題である。ここ2~3年は公の場に一切姿を見せず、2011年には一部週刊誌で「脳梗塞で植物状態」という記事が出たほどだ。13年1月で85歳を迎えるという高齢を考えると、そろそろ“Xデー”も近いのでは……という臆測も飛び交っている。

 そこで気になるのが、次期会長をめぐる“跡目争い”だろう。前出の古谷氏によると、「猜疑心の塊である池田氏は、部下に対してもまったく信頼を置かず、幹部クラスの会員を一般会員の前で激しく叱り飛ばすことも日常茶飯事だった」とか。そんな同氏の性格ゆえ、次期後継者となる明確なナンバー2が創価学会には存在しない。一時期は、次期会長候補と目された人物もいたというが、過去、彼らに裏切られたことが、より池田氏を頑にするきっかけになったのでは? と元創価学会幹部は話す。

「実は、現在候補に挙がっている人たちの先輩に当たるA氏という会員がいるのですが……彼こそ、『次の会長だろう』といわれていた元副会長です。しかし、『各都道府県の集会所に自動販売機を置いてほしい』と伊藤園の知り合いに頼まれ、承諾する代わりに、自らの懐に数千万円もの大金を収めてしまった。その件が池田氏の耳に入り、左遷されてしまった」(同)

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2024.11.24 UP DATE

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