"オセロ・中島を鬼女板でヲチし続けた"マンガ家・マン臭きつ子が選んだ「サイゾー」注目記事3選

――1999年の創刊以来、芸能界から政財界、ヤクザにIT業界まで、各業界のウラ側を見てきた「サイゾー」。巷間騒がれる小誌の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい! そんな思いから、「サイゾー」を愛読している物好きな(失敬!)有名人からおなじみの識者の方々に、「サイゾー」でしか読めないオススメ記事を選んでもらいました!! 今回のキュレーターは、マン臭きつ子さん。「サイゾー」では、2012年12月号『アシスタントだけが知るマンガ制作の裏事情』企画にて、マンガ制作現場の実情を描いた(?)マンガを執筆いただきました。そんなマン臭さんですが、実は「サイゾー」の連載『念力事報』をはじめ、数多くの写真を手がけているカメラマン・江森康之氏の実姉(!)でもあるのです。「サイゾー」と数奇な縁があるマン臭さんが選んだ記事は、“家族の絆”や“友との絆”を感じさせるようなもので……

『念力事報第53回「地獄のセレブ」』
(2012年12月号「連載」より)

 今回の写真は95歳の祖母でした。弟(江森康之)は時々しれっと身内の写真を載せたりしますが、おばあちゃんには今回の記事についてどのくらい話しているのでしょうか。会うたびに「おばあちゃん、遺影撮ろうよ! 遺影!」と屈託なく誘う弟について、おばあちゃんは内心どう思っているのでしょうか。でも、本心はどうであれ、弟がカメラを向けるといつもノリノリで応じてくれる、そんなおばあちゃんです。

『教えてっ!真夢子おね~さん ギャグ漫画家の未来系?「ギャグ漫画家大喜利バトル」』
(2011年10月号「インタビュー」より)

 本当に面白い人は表に出てこないで、インターネットという深海でじっと息をひそめているイメージがあります。で、私はツイッターをやっているんですけど、ツイッター上の選りすぐりの面白い人をブッ込んだ『オモシロ』というリストを作ったんです。この中に、(上の記事に出てきたような)第二、第三のダ・ヴィンチ・恐山さんがじっと息をひそめていると思っております。

『“疑惑”の脳機能学者・苫米地氏を直撃!「オセロ中島は即復帰OK!」』
(2012年5月号「ニュース」より)

 オセロ・中島さんのその後ですが、私個人的にも非常に気になっております。

 2ちゃんねるの悪意の総本山・既婚女性板に中島さんを監視するスレがたったときから、ずっと中島さんを見守っていました。それで、中島さんが短期間していた、占い師が「友」という呼び名で頻繁に登場するパンチの効いたブログも、ハラハラしながら読んでいました。そのブログは、「黒スーツの人に尾けられている!」とか「私を陥れようとしている人間がいる!」などといった、いわゆるタレントブログとは一線を画したリスキーなものでした。それで、当時の既婚女性板では、かなり踏み込んだ洞察が繰り広げられていました。まず、友とは誰なのか、妹説、中島の作り上げた架空の人物説、など、非常に興味深いものでしたね。その頃は中島さん、普通な感じでテレビでお仕事をされていましたが、だいぶ無理をされているのかな、と思っておりました。

 中島さん、カムバック! 今では心からそう願っています。今井メロでは弱いんです。

マン臭きつ子(まんしゅう・きつこ)
マンガ家。2012年、開設していたブログが「面白い」ということで一気にネットで注目を集めた。マンガ家アシスタントやキャバクラでのバイトなどを経て、現職。ブログでは「まんしゅうきつこ」名義。「週刊SPA!」(扶桑社)の12月25日号(12月18日発売)よりコラム連載がスタート。ブログ「まんしゅうきつこのオリモノわんだーらんど」

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