佐々木俊尚のIT、萱野稔人の哲学…人気放送作家・林賢一が選ぶ、楽しみな「サイゾー」連載

林賢一氏は『Qさま!!』の放送作家も務める。

――1999年の創刊以来、芸能界から政財界、ヤクザにIT業界まで、各業界のウラ側を見てきた「サイゾー」。巷間騒がれる小誌の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい! そんな思いから、「サイゾー」を愛読している物好きな(失敬!)有名人からおなじみの識者の方々に、「サイゾー」でしか読めないオススメ記事を選んでもらいました!! ――人気放送作家の鮫肌文殊氏と山名宏和氏が、知ってトクもしなければ、自慢もできない、だけど気になって眠れない、世にはびこる難問奇問を直撃解決!する連載「だから直接聞いてみた」。現在同企画は、「ビジネスジャーナル」に場所を移し、鮫肌氏・山名氏の後輩放送作家である林賢一氏も加えて連載中。そんな林氏にもサイゾーオススメ記事を直接聞いてみた! ……のだが、返り討ちに遭ってしまった!?

【林賢一さんが選ぶ「サイゾーpremium」にすぐに載せてほしい連載3本】

『町田康の「続・関東戎夷焼煮袋」』
(2012年12月号より連載)

『学者・萱野稔人の「”超”現代哲学講座」』
(2010年8月号より連載)

『佐々木俊尚の「ITインサイドレポート」』
(2008年5月号より連載)

「だから直接聞いてみた」という連載をやらせていただいているが、ここは敢えて『サイゾー』に直接聞いてみたいことがある。こんな素朴な疑問だ。

【連載の掲載が「サイゾー」本誌と「サイゾーpremium」で、タイムラグがあるのはなぜですか?】

 毎月、「サイゾー」本誌と「サイゾーpremium」を一読者として、楽しく読ませてもらっている。お気に入りの連載はたくさんあるが、『学者・萱野稔人の「”超”現代哲学講座」』『佐々木俊尚の「ITインサイドレポート」』にまず目を通すのが、私の「サイゾー」読書の習慣である。<哲学からIT情報まで>、この振り幅が私にとっての「サイゾー」最大の魅力だ。(格好つけてしまったが、もちろんエロまでの振り幅も大歓迎である!!)

 そして、2012年12月号からスタートした新連載『町田康の「続・関東戎夷焼煮袋」』。雑誌「大阪人」に掲載されたレポートの続きとなるこの連載だが、控えめに言って最高である。つらつらと読んでいるだけで、爆笑、考え込む、爆笑、考え込む、爆笑、爆笑、涙、という脳内ジェットコースター感覚が味わえる至福のエッセイである。

 といったように、「サイゾー」本誌ではこれらの連載を中心に毎月の発売日を楽しみにしているのだが、この原稿を書いている現在(2012年11月26日)、「サイゾーpremium」を閲覧して驚いた。挙げた3つの連載すべてが、まだ「サイゾーpremium」に掲載されていないのである。なぜなんだ?

 2012年12月号の連載は合計で21つ。そのうち、現時点で「サイゾーpremium」で読むことができるのが7つである。もちろん、2012年11月号の連載はすべて「サイゾーpremium」で読めるようになっている。「サイゾー」本誌が店頭に並ぶのがだいたい毎月18日であるからして、一週間経っても連載の2/3が「サイゾーpremium」読めないのは、やはり残念に感じてしまう。

 どれもが愛しく楽しみな連載陣である。できれば本誌とネット、ストレスなくどちらの媒体でも読みたいと思うのは読者のわがままだろうか? 是非ともこのタイムラグを短くしていただきたい。

 もしかしたら、何か私が知らない秘密の裏契約があるのだろうか? 人力入力に時間がかかるのだろうか? 本誌を売るための戦略なのだろうか? ヒット数を増やすための作戦だったりするのだろうか? 妄想は膨らむ。

 このようなシビアな疑問を、いつも企業に直撃している身としては、聞かざるを得ない。

 だから「サイゾー」に直接聞いてみた(い)。

【連載の掲載が「サイゾー」本誌と「サイゾーpremium」で、タイムラグがあるのはなぜですか?】、と。

 返答はあるのだろうか? あったら笑うけど。

林 賢一(はやし・けんいち)
放送作家。1979年、五反田生まれ。学生時代から古舘プロジェクトで修業し、現在のレギュラー番組は『Qさま!!』『お願いランキング』(テレビ朝日)など。以前は酒に関する命令に絶対にNOと言わない酒奴隷だったが、数年前から酒平民に昇格。最近は、とてもとても贅沢な脚本を書いています。幸せです。

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