元ヤン佐々木希に腐女子ジャンプ、ヒップホップ最前線…ラッパー・サイプレス上野が選ぶILLな3本

今回ご登場いただいたサイプレス上野氏(写真左)。
写真右はロベルト吉野氏。

――1999年の創刊以来、芸能界から政財界、ヤクザにIT業界まで、各業界のウラ側を見てきた「サイゾー」。巷間騒がれる小誌の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい! そんな思いから、「サイゾー」を愛読している物好きな(失敬!)有名人からおなじみの識者の方々に、「サイゾー」でしか読めないオススメ記事を選んでもらいました!!  今回選んでもらうのは、昨年9月に連載「CCCCC」(終了済み)内にて【横浜・ゲットー・ウォーカー】──レペゼン横浜ラッパーがハマのウラ側をご案内!で、横浜の危険地帯を案内してくれたラップユニット・サイプレス上野とロベルト吉野(通称:サ上とロ吉)。ちょうど本日12月12日に、新譜ヨコハマシカ feat.OZROSAURUSが発売するとあって、「宣伝しますから!」と強引にサ上氏にサイゾー記事を選んでもらった!

【サイプレス上野が選ぶフィーリングで選んだ記事3本】

『最強最凶美女は誰だ? 元ヤンアイドルが熱い!』
(2009年6月号特集「アイドル秘ゴシップ白書」より)

『なぜ「ジャンプ」は変わったのか? フリー化された解釈に見る「ジャンプ」腐女子化の理由』
(2012年12月号特集「タブーなマンガ」より)

『ネットも”現場”と化したヒップホップ界”擬装”したラッパーたちが歌うリアリズム』
(2012年6月号連載「テクノロジーから見る!業界アウトルック」より)


 ラッパーとかDJの中には、ゴシップが嫌いな人もいますけど、俺は東スポも好きだし、日刊サイゾーのほうはチェックしてますよ。最近だと、あゆの記事(浜崎あゆみの不倫熱愛報道に関連したもの)とか、内柴(正人)の裁判とか、夏目(三久)コンドーム事件とか。

 そんなわけで今回ピックアップしたのもパッと興味があった3本。

『最強最凶美女は誰だ? 元ヤンアイドルが熱い!』なんか普通に気になりますよね。佐々木希とか浜崎あゆみとか載ってましたけど、こうゆう可愛い女はホント怖いんだなって。佐々木希には、できれば会いたくないスね。いや、会いたいな。

 あと、『なぜ「ジャンプ」は変わったのか? フリー化された解釈に見る「ジャンプ」腐女子化の理由』もよかった。

 俺が小学校のころ「週刊少年ジャンプ」は黄金時代で、当然読んでましたけど、中学校に上がって以降は読まなくなって。いま「『黒子のバスケ』イベントを中止せよ」とか言って殺人予告も出てるんでしょ? 俺は『ワンピース』も読まないから、どんな風になってるのかなって気になってたんですよ。だから、この記事は「ジャンプ」読まなくても、そんな状況がつかめました。

 最後は(ライターの)磯部涼さんが書いた『ネットも”現場”と化したヒップホップ界”擬装”したラッパーたちが歌うリアリズム』

 いまはSoundCloud(08年からスタートした音楽共有SNS)とかで楽曲をアップできるし、ラッパーはみんなFacebookなどで積極的に宣伝しないと、(ファンや消費者に)見てもらえない。

 そうやって、アーティストは否応なくネットの世界に巻き込まれてるけど、一方で例えばツイッターなどから、常にメッセージが来たり、フォロワーから絡まれたり、煩わしいことも増えてますよね。みんなネットにつながってるので、ここでの話題が共有されるわけで。この状態は、まさに現場ですよ。

 ただ、俺の実感としては、この「ネットが現場になってる」っていう感覚に気がついてないラッパーが、まだ多いように感じますね。

 余談だけど、俺もツイッターをやってますけど、レーベル批判したりとか、酔っ払うとすぐ爆弾を投下しちゃうんで、最近は自粛してます(苦笑)。
 
 あ、それと藤原ヒロシさんのインタビュー(『DJ・藤原ヒロシはかく語りき「初代ウォークマンは商業音楽の在り方をも変えたと思う」』)に、「いつもテレビつけっぱなしだ」って話がでてきていて、驚きましたね。

 ラッパーの中には、「テレビなんかくだらないから見ねぇ」っていうスタンスを出してる人がいますけど、絶対見てますからね。「テレビ見ない」って公言してるある先輩DJが、「◯◯◯なんて整形じゃねーか」とか◯◯◯の文句言ってたけど、「結構みてんじゃねーか!」って(笑)。政治に対するメッセージとかもテレビ見てないとわからないことが多いでしょう。

 俺もテレビつけっぱ派なので、テレビなんか見なさそうな藤原ヒロシさんが「ワイドショーとかも見る」って話してたから、心強かったですね。

「サイゾー」は流れてくる情報に、そういう驚きがあるから面白いっすよね。(談)

サイプレス上野とロベルト吉野(さいぷれすうえの・と・ろべるとよしの)
サイプレス上野(写真左:Rap担当)とロベルト吉野(写真右:DJ担当)が、2000年に結成したヒップホップグループ。通称“サ上とロ吉”。グループのコンセプトは「HIPHOPミーツallグッド何か」で、"決してHIPHOPを薄めないエンターテイメント"と称されるライブパフォーマンスを武器に、毎年120本近くのライブを行っている。サ上氏は、DJレジェンド・オブ・伝説としても活動中。
 FM YOKOHAMA『YOKOHAMA RADIO APARTMENT』水曜日メインパーソナリティのレギュラー担当、ヒップホップ専門 USTREAM 番組 Amebreak presents 「RAP STREAM」のメインパーソナリティ。またbounce.comでの連載「サイプレス上野 の LEGEND オブ日本語ラップ伝説」が、書籍化している。
PC<http://www.sauetoroyoshi.com/
MOBILE<http://mfmobile.jp/sr/
SMART PHONE<http://sp.mfmobile.jp/sr/

ヨコハマシカ feat.OZROSAURUS
レペゼン『“184(いやよ)045 (045は横浜の市外局番=エリアコード)”』サ上とロ吉の最新作。二人が活動する横浜の大先輩“THE ORIGINAL 045STYLE ”“ハマの大怪獣”こと OZROSAURUS をフィーチャリングした横浜アンセムとなっている。
発売/Felicity 価格/1000円 発売中

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