小明さんは「ニコニコ動画」内『サイゾーテレビ』で隔週放送中のウェブ番組「小明の副作用」に出演中。
また、小明さんの撮りおろしグラビア満載のメールマガジン「アカフクALTERNATIVE」も絶賛配信中です。
──昨今のアイドルビジネスに欠かせない存在となっているのが、ブログやツイッターなどのSNS。アイドル本人が文章や写真でメッセージを発信し、またそれを基にファンとコミュニケーションが図れることから、“時間とお金を遣って応援してくれるファンをどれだけ獲得できるか”が成功の鍵となるアイドルビジネスにおいては、まさに頼みの綱となっている。しかし、その一方で、炎上、誤爆、流出……など、SNSが“火元”となったスキャンダルによって失墜してしまうアイドルも後を絶たない。今年10月に発売された月刊誌『サイゾー』11月号でも、AKB48(以下、AKB)をはじめとする48グループのITスキャンダル史を総括したが、さらに深く掘り下げるべく、この人に話を聞いた。“アイドルライター”の肩書きで同誌でも活躍中の小明嬢だ!
小明(以下、小) そんな導入で煽られても、記事になるお話ができるかどうか不安なんですけど……。そもそも芸能ゴシップとかあんまり詳しくないですし。
──いや、芸能ゴシップについて語っていただきたいわけではなくて、“アイドルとしてのSNSの使い方”で思うところをざっくばらんに聞かせていただけたらと。これは48グループに顕著なんですが、事務所の保護を受けている現役メンバーはまだしも、辞めた元メンバーが上手く使いこなせていない印象があるんですよね。書かなくてもいいこと書いちゃったり。
小 やっぱり“AKBは辞めたけど、私はまだ終わってなんかない”感がそうさせているんじゃないですか。その感を外部に向けて醸し出すのに、SNSってちょうどいいんですよ。私も事務所を辞めた時、「これで引退とでも思われたら、この先何もできない」と思って、それでブログの更新だけは止めないようにしていましたから。ただ、そこで上手く使いこなせる子と、そうじゃない子の差ははっきり出ちゃいますよね。
──アイドルがSNSを使うと、多かれ少なかれファンと絡むことになりますけど、それってすごく難しいことだと思うんです。すべてのファンに平等に接しているつもりでも、勝手な解釈や誤解をしてくるファンもいるわけで……。
小 だから、“見極め”が大事なんですよ。ひとくちにファンといっても、熱量の程度は人それぞれで、たまに私でもものすごく熱量の高い方からツイッターで話しかけていただくことがあるんです。でも、私の経験上、そういう方に一度返信してしまうと、「次も話しかけたら絶対に返信してくれるはず」と過度な期待をさせてしまいやすいので、申し訳ないけど返信はしないでおこうとか。逆に熱量が低いライトなファンの方には、ちょっと失礼なこと言っても笑ってくださるから大丈夫だろうとか。そうやって見極めてから返信を飛ばすように心がけてます。私は。