──そもそもAKB48は06年にテレビ電話による公開オーディションを行ったり、ネット上の仮想世界『セカンドライフ』に参加するなど、発足当初からITには積極的だった。一方で、ほかのアイドルたちはいかがなものか?
同じ福岡で活動するHKT48は、すでにLinQに完敗の模様。
「ちょうどツイッターやフェイスブックなどのSNSが爆発的に広まった10年に、ハロー!プロジェクトに所属するスマイレージのメンバーがブログを通じて特定の男性ファンに私信を送り、一緒に焼き肉を食べに行こうとするという事件が起こりまして。それをきっかけに、自社のアイドルがファンとつながってしまうことを懸念して、SNSにはなるべく参入させたがらないプロダクションが増えましたね。みんな、合言葉のように『スマイレージみたいなことが起こらないように』と言っています。そうそう、これは聞いた話ですけど、ももいろクローバーZに至っては、メンバーがバカすぎて、怖くて使わせられないらしいですよ(笑)」(元48グループ内部関係者・G氏)
その一方で、SNSに対する警戒心が薄く、自社のアイドルに比較的自由にやらせているプロダクションも存在する。プラチナム・パスポートが手がける「ぱすぽ☆」はその代表格で、ほぼ“野放し状態”のようだ。