韓国企業とのトラブルを抱え、憤懣やるかたない様子のゴッドプロデューサー・KAZUKI氏(写真左)と、国連世界動物救済支援機構詩月財団・理事長の詩月氏(右)。
最近、一部のスポーツ紙や週刊誌に、とあるスキャンダルが掲載された。Kポップガールズグループ・ワンダーガールズの名を使った、化粧品詐欺まがいの事件が起きているというのだ。概要としては、彼女たちの事務所・JYPと契約を結んだという韓国の化粧品会社と代理店を通じて、ワンダーガールズの名前を冠し、彼女たちをパッケージに起用した化粧品のプロデュースと日本国内独占販売を日本人に持ちかけた。しかしその後、パッケージ開発を進めて流通販路を決め、代理店を介して商品の半金も支払ったその日本人に対して、必要な画像素材が一切届かず、どれだけ急かしてもなしのつぶて。これはほとんど詐欺ではないか──というもの。
ワンダーガールズは、2007年に韓国でデビューし「Tell Me」でブレイク、その後は少女時代やKARAなどにいささか水を開けられていたが、この夏、ようやく満を持して日本デビューを果たした5人組だ。彼女たちが所属するJYPエンターテインメントは、その他にボーイズグループの2PM、2AMなどを擁し、韓国内では東方神起・少女時代のSMエンタテインメント、BIGBANG、2NE1のYGエンタテインメントと肩を並べる一大芸能事務所である。どこの馬の骨とも知れないような弱小プロダクションならいざ知らず、韓国芸能界の御三家たるJYPが絡んでいるということで、この事件は注目を集めつつある。
そしてこの巻き込まれた当の日本人とは、熱心な「サイゾー」読者にはおなじみの誰あろう、あのゴッドプロデューサー・KAZUKI氏なのだ。小室哲哉逮捕時に「小室には会ったことがない」と豪語しながら暴露本を出版し【別記事参照】、故・真樹日佐夫師と『あしたのジョー』続編の映像化をぶち上げ【別記事参照】、そして本サイトではブレイク前のチャン・グンソクとの邂逅を語った【別記事参照】、あの男である。KAZUKI氏はこう語る。
「まず最初に、JYPと韓国の化粧品会社“ダルエンターテインメント”が、彼女たちの化粧品の世界的な販売権と製造を含めた契約を結んでいた、と俺は聞かされている。そこから韓国の“KDRインターナショナル”(以下、KDR)という代理店に販売が委任され、そこが日本国内の韓国系企業に日本での販売を依頼した。KDRは、以前に取引があった俺のところに、『国内での販売と日本向けパッケージのプロデュースを頼みたい』と持ち込んできたという流れ。それで俺は快諾して、日本での販路も決めて、商品の半金48万円をKDR経由で支払った。なのにその後は、画素数が低くてまったくパッケージデザインになんか使えないようなワンダーガールズの画像が数点届いただけで、サンプル用のマスカラ3000個も届かないまま、もう4カ月近く進展がない状態になってしまったわけだ。日本でワンダーガールズを手がけているソニー・ミュージックエンタテインメントにも問い合わせたけど、『JYP側は、そんな取引は存在しないと言っています』ときた。このままではデザイン会社と納入業者に、1000万円近い違約金を支払わないといけなくなるのに、返金の連絡にも応じない! そしてさらにややこしいことに、ここにチェ・ジウが絡んでくるんだよ」