「ほかの3人と比べたらかわいそう」 もはや誰も突っ込めない五輪女子レスリングでメダルを逃した浜口京子の“弱点”

『京子! いざ!北京』(阪急コミュニケーショ
ンズ)

 ロンドン五輪で出場した4階級中の3階級で金メダルを獲得した女子レスリング。

 そのうち57キロ級の吉田沙保里と63キロ級の伊調馨は五輪3連覇の偉業を成し遂げ、48キロ級の小原日登美は本来の自分の階級が五輪にないため「最初で最後の五輪」という覚悟で見事に金メダルを獲得したが、唯一メダルを獲得できなかったばかりか初戦で敗退してしまったのがアテネ・北京で2大会連続して銅メダルを獲得していた72キロ級の浜口京子だった。

「97年に世界選手権で初めて金を獲得して以来、03年までに世界大会で5度優勝。08年ごろまではアジアで無敵だったが、最近ではアジアですら負けることが多くなった。しかし、11年の全日本選手権まで男女で歴代最多となる15度目の優勝を果たしたことからもわかるように後継者がいないためまだまだ浜口が同階級では日の丸を背負うしかないのが現状で、関係者の間では『今回はメダルは厳しいのでは』と言われていた」(レスリング協会関係者)

 京子の父親といえば、元プロレスラーのアニマル浜口で、「気合いだ!」、「燃えろ!」などと京子に発破をかける光景はおなじみ。今回、現地で妻の初枝さんとともに観戦し京子が負けると「リオ、リオ!」と次回の開催地であるブラジル・リオデジャネイロを連呼し次回五輪も京子を挑戦させることを示唆し初枝さんと大げんかするなど夫婦漫才のようなやりとりがほほ笑ましかったが、今さらどこも指摘できない京子の“弱点”は父親にあるというのだ。

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