テレビレギュラー復帰のアンタッチャブル・柴田 過激な野宿ロケに「もう辞めたい!?」

(撮影/後藤秀二)

「ヤバいです。もう辞めたいです」。開口一番、アンタッチャブル・柴田英嗣から飛び出してきたのはいきなりの「辞めたい」宣言だ。

 柴田がレギュラー出演する自給自足バラエティ番組『今夜野宿になりまして』が7月4日のKBS京都での放送を皮切りに、全国ローカルネット8局で放送を開始した。昨年1月に無期限の活動休止期間から復帰した柴田にとって、この番組は復帰後初のTVバラエティレギュラー番組。さぞ意気込んでいるはず……とインタビューを敢行した我々に返ってきたのが冒頭のセリフだ。さすが芸人、インタビューでも笑いに貪欲だ、と感心しながら柴田を見ると、め、目が笑っていない……!

『今夜野宿になりまして』は、タイトルどおり芸人たちがさまざまな場所で野宿をして、サバイバルに挑戦するというシンプルな番組だ。サバイバルといっても、未開の土地に行くわけでもないし、野宿するのも2泊3日と短期間。取材陣は「ちょっとしたキャンプみたいなものでしょ?」などと思っていたのだが、現場は過酷そのものだという。

 取材時には、2回分の収録が行われていたそうだが、柴田は「ロケが始まって2時間くらいで辞めたくなりましたよ! ゲストで来た芸人も、普通の番組だったら『また呼んでください!』って帰るんですけど、この番組だと『ありがとうございました!』って言ってさっと撤収しましたからね。ゲストが来たがらない番組って、まずないですよ」と真顔で語る。

(撮影/後藤秀二)

 何しろ、食べるものや飲むものも全部現地調達。一応サバイバルのアドバイザーとして、『ニコニコ動画』で自給自足動画を公開しているカメ五郎氏が同行し、食べられる野草やおいしい食べ方をレクチャーしているが、柴田によれば「ぶっちゃけ野草とかおいしくないですからね! 水も川の水なんかを処理して飲むんですけど、本当にまずい」と顔をしかめる。制作スタイルも、ちょっとした休憩などを除けば基本的にカメラを回しっぱなしという、バラエティというよりドキュメンタリーに近いスタイルなのだという。
 
「『こういうことをする』って決まっている部分もありますが、基本は行き当たりばったり。俺らが苦しんでるのを見て楽しむ番組ですよ。見ても、絶対マネしちゃいけないですね。まぁ、これを見て『やろう!』と思う人はいないと思いますが」

 そんな過酷なロケとわかっていたからか、実は今回のレギュラー決定の件もかなり小出しで伝えられたという。

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