【茶話康朝】獄中記を綴った”侍”による、渡世と暴排条例の本質とは?

──30代のほとんどを刑務所で過ごした、現役ヤクザの獄中本。出版の経緯、そして暴力団排除の流れをどう読んでいるのか?

(写真/三浦太輔 go relax E more)

 2011年に全都道府県で施行された暴力団排除条例に続き、今国会では暴力団対策法の改定案も成立する見通しだ。そんな暴排の流れにあって、今春上梓された『三獄誌』(幻冬舎)の著者・茶話康朝氏は、都内の繁華街に組を構える現役のヤクザである。大麻取締法違反と殺人未遂罪で逮捕起訴され、30代のほとんどを刑務所で過ごした。本書は、その経験を綴った獄中記。出版のきっかけは、自身の半生を綴ったブログ『ギャングスタ侍』が編集者の目に留まったことだという。

「もともと書くことは好きだったのですが、最初は本になるなんて考えてもいませんでしたね。ただブログはそれなりに反響がありましたし、出版社から声をかけていただいた時はうれしかったです。ブログは今もさまざまなことについて書き留めています」

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2024.11.22 UP DATE

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