3月15日、静岡県島田市が、東電管内以外では初めて被災がれきの受け入れを正式表明した。受け入れの検討当初から反対運動が起こったが、桜井勝郎市長の独断的な指揮の下で、がれきの受け入れが進められていった。
「11年12月の受け入れ方針発表当初は、多くの住民がこれに猛反対。桜井市長が反対派を『左翼的ヤクザ』と呼び、それに対して反対派が『こんなゴリ押しで、どっちがヤクザだ』と罵り合うほど泥沼となっていました」(近隣市の職員)
結局、2月16・17日に実施した災害廃棄物の試験溶融(焼却)で、基準値以上の線量率は計測されず、これをきっかけに受け入れへと傾いた。