──激変するITビジネス&カルチャーの深層を抉る!
副教材は児童1人に1台iPad……そんな時代が来るのかもしれない。
日本でも2011年が電子書籍元年と呼ばれ、新潮流が動きだしているが、世界的に見ればこの市場で独り勝ちを続けているのはアマゾンのキンドルだ。iPadで対抗するアップルにしてみれば、この事態は当然看過できない。そこで同社が打った新たな一手とは?
アップルが1月、iBooks Authorという誰でも簡単に電子書籍が制作できるMac向けアプリを発表した。無料である。「すごく使いやすい」「完成度が高い」「出来上がった電子書籍が美しい」と、インターネットでは称賛の声が飛び交っている。しかし実はこのiBooks Authorの意味は、そのようにアプリ単体で考えるべきではない。そこにはもっと戦略的で重要な意味が込められている。
それは何か。