新聞・テレビの崩壊が生むソーシャルメディアの情報格差【後編】

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職業ジャーナリストは消え去る運命なのか?

神保 では、ここからは、マスメディアの今後を考えていきたいと思います。媒体別の広告費を見ると、テレビは相変わらず高い広告費を維持していますが、最近の動向では、新聞の広告費がインターネットに抜かれたことがしばしば特筆されます。もっとも、日本の場合は新聞の数が少なく、それに対してネットには無数のサイトがありますから、この数字が単純に影響力を反映しているとはいえませんが。

佐々木 広告を考えると、インターネットのメリットは、効果測定が可能で、ショッピングサイトへの導線を引くことができること。一方、ネット広告に足りないのは、最初のアテンションです。そこは相変わらず、テレビが強い。テレビCMが持つ力は大きく、視聴者にパッションが生まれます。インターネットでは、何かを買おうと決めてからの勝負になる。そこで今、最もはやっているモデルは、テレビCMの最後に「○○で検索」という言葉をつけて、ネットに導線を引くやり方です。ネット広告が最初のパッションを取るところまで至れば、テレビCMは激減するでしょうね。

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2024.11.21 UP DATE

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