──古瀬絵理が、まもなく産休に入るという。空前の女子アナブームに沸いていた03年頃、"スイカップ"なる愛称で世間を騒がせた彼女は、テレビ不況まっただ中の女子アナ界をどう見ているのだろうか?
古瀬絵理(以下、古) 女子アナというものが、女子大生が憧れる職業ではなくなってきたように感じますね。アイドル的な扱いが、昔に比べて少なくなっているような。
──週刊誌界隈では、パンチラなどの定番女子アナネタでは数字が取れなくなっているとも聞きます。
古 もっとちゃんと見せてくれる人がいるからじゃないですかね。『おねマス』(テレビ東京)の子たちとかすごくかわいいし。あと、女子アナは素人っぽさも魅力だったので、AKB48ともかぶっているかも。見ていて楽しいほうに流れるのは当然ですよ。
──女子アナの役割も、これから変わっていく?
古 「テレビが面白くない」っていう意見を聞くことが、最近ものすごく多いんです。震災以降なのか、もともとあった考え方なのかはわかりませんが、もうちょっと地に足つけたものが見たいって人が増えているのかもしれませんね。だからか最近は、番組のメインを張る女子アナさん方って、落ち着きがある人が多いように見えます。