国際文化人・デヴィ夫人が語る紳助「怒涛の『30分ひとり語り』に感銘──このタイミングは警察の"温情"?」

デヴィ夫人の著書『デヴィの「ここまで言ってよろしいかしら」』(あうん)。

■島田紳助とは「圧倒的な話芸の人」である

 数々のバラエティ番組で共演したことのあるデヴィ夫人は、島田紳助の圧倒的なしゃべりの才能に触れ、感銘を受けたことさえあるという。しかし、その裏にやはり、黒いモノを感じておられるようで……。

 島田紳助さんの引退は、日本の芸能界にとって大きな損失だと思います。かつてわたくしは、彼に敬服したことがあるんです。それは、8年ほど前の『オールスター感謝祭』(番組改編期の春と秋にTBSで放送されている大型クイズバラエティ)でのこと。5時間以上の生放送で、200人以上のタレントさんが出演するんですけれど、コンピュータの故障でクイズができなくなってしまった。その間彼は、アドリブだけで番組を繋いでしまったんです。30分近く、ひとりでしゃべり通して、爆笑、爆笑の連続。日本にもすごい方がいらっしゃるなと舌を巻きました。その後も紳助さんのレギュラー番組にはすべて出させていただきましたけれど、収録時間いっぱい出演者を楽しませてくださる。実に頭の回転が速い、聡明な方ですね。

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