(写真/江森康之)
2006~08年まで、TBSラジオの深夜枠で『カンニング竹山 生はダメラジオ』という番組が放送されていた。ものまねタレントに某アイドルになりきってもらい、テレフォン●●●させるなどの過激な内容(ほかの過激エピソードはネットで検索するとわかる)で、「TBSの上層部だけではなく、ネット局やリスナーからも苦情が入りました。もう、ああいった番組はできないんでしょうね」と竹山自身が振り返るような、まさに"放送禁止"の番組だった。そんな伝説の番組と入れ替わるように08年から始まり、今年4回目を迎えるのが、単独ライブ『放送禁止』。その内容といえば、サラ金でのカネの借り方や覚醒剤の種類・効果の解説、TENGAの魅力のPRまでと、公共の電波に乗せにくいテーマではあるものの、社会に横たわる「現実」を見事な話術でネタに昇華させている。