──極妻のリアルな生活をコミカルに描いたマンガ『極妻母ちゃんドタバタ日記♪』(ぶんか社)。同作の原作者にして主人公の椿みさをさん(もちろん仮名)に、ヤクザのリアルな生活ぶりを聞いた。
『極妻母ちゃんドタバタ日記♪』マンガ 森園みるく/体験・構成 椿みさを/シナリオ 村崎百郎
実は主人はもうとっくに引退していて、「元極妻」なんですけど、主観も含めて現実的な生活ぶりをお話しますね。
まず、極妻の前職。大都会はともかく、私が住んでいる地方都市では、ヤクザの奥さんが一般人の女の子というのは普通のことなんです。周囲には入院先の看護婦さんをゲットした人もいるし、むしろ、地方はシロートさんの極妻の割合のほうが多いんじゃないかしら? なので、外見もキャバ嬢やクラブのママなど夜の蝶ではなくて、普通の主婦みたいな人がほとんど。映画の極妻さんみたいな人はほとんどいませんよ【編集部注・みさを姐さんはちゃんとキレイな方です】。ただし、愛人さんは別。やっぱり、ものすごくキレイな人がいますね。ある日、知り合いの組長さんから「彼女を連れてきたから遊びに来いや」と言われて主人たちが行ったら、なんと! ドラマやバラエティにしょっちゅう出てくる女優さんだったそうです。