──以前、対談本『皇室へのソボクなギモン』(扶桑社)を発表した、明治天皇の玄孫にあたる竹田恒泰と辛酸なめ子。今回、皇室ウォッチャーでスピリチュアル関係に多大な関心を寄せる辛酸氏の、「天皇の怨霊」についてのソボクなギモンを受けて、竹田氏は著作執筆時に起きた摩訶不思議な出来事を語り始めた……。
円山町のお宮の前で撮影。竹田先生は、撮影中「ここはちょっと嫌な感じがしますね……」とおっしゃい、撮影後は、何かを払っておられました……。(撮影/西村廣起)
辛酸なめ子(以下、辛酸) 昔の怨霊の話を調べると、情報源には「お坊さんの夢に出てきた」といった記述が出てきますよね。ソースが夢っていうのもすごいですよ。
竹田恒泰(以下、竹田) 死に追いやった人が負い目を感じて、夢でうなされることはありますよね。そこに国家の動乱や周りの人の不審死が重なると、怨霊の仕業に違いないということになるわけです。魑魅魍魎を信じていた時代だから、信じられたんでしょう。ある人が説法をしたら雨天が晴れたとか、そういうことが目の前で実際起きると、現代人でも何か力があるのではと思いますよね。ましてや昔の人ならなおさらです。
辛酸 天皇がそういう力を持ってるから、怨霊になると恐ろしいパワーになるということですか。