──フェイスブックブームが喧伝され、Mobage(モバゲー)とGREEが共に海外進出本格化を推し進めるなど、昨今、大手SNSの動きが活発だ。こうした中、ユーザー層を絞って着々と会員数を増やしているSNSがあるという……。大手SNSとは一味違うニッチSNSの魅力に迫る。
ニッチSNSの5大ジャンル分布図
取り扱うテーマも集まる人々もさまざまなSNSを、大きく5つに分けてみると、各ジャンルのSNSの特徴が見えてくる!?※各サイト紹介は、サイト名(対象テーマ)、ユーザー検索による会員数(編集部調べ)で表わされています。↑画像をクリックすると拡大します。
いずれも会員数2000万人以上を擁する「ミクシィ」「mobage(モバゲー)」「GREE」の国内ご三家に加え、2010年に推定会員数が5億人を突破したといわれる世界最大の「フェイスブック」帝国が、ここ日本にも侵攻してくるなど、大手ソーシャルネットワークサービス(以下、SNS)の勢いが止まらない。
そんな中、「ネットリテラシーの低い高齢者」「性のマイノリティ」など、そこではフォローしきれないテーマを抱えた人々のための「ニッチSNS」も多数出現してきた。代表的なものとしては、ゲイ向けの「Men’s mixjp」(通称、メンミク)や中高年向けの「趣味人倶楽部」が挙げられるだろう。ほかにも市町村ごとの地元SNSや、手術動画を共有して知見を高め合う医療従事者向けSNSなど、ニッチSNSで扱われるテーマはさまざまだ。ただひとつ、ニッチSNSはミクシィやフェイスブックとは違い、単一のテーマの元に集まる人たちを対象としている。コミュニティの目的や対象者を絞り込んだニッチSNSは、中小規模ながら確実にユーザー数を伸ばし、大手SNSでは見られないディープな話題で盛り上がっているのだという。