欧米は大成功、日本では苦戦? グルーポンが陥った"落とし穴"と"胸算用"

──50%を超える大幅な割引率や「おせち事件」など、良くも悪くも話題を振りまくグルーポン。現在では、多くの類似サイトが立ち上がった共同購入型のクーポンビジネスだが、その展望は明るいのだろうか?

共同購入型クーポンサイトとの二大巨頭「グルーポン」(左上/公式サイト)と「ポンパレ」(左下/公式サイト)。一方、首都圏で働く女性をターゲットにした『Group Mall』(右上/公式サイト)や三重県だけのお店を扱う『ミエポン』(右下/公式サイト)など、地域密着型のサイトも登場している。

『クーポン・プロモーション戦略』(ラッセル・D・ボーマン著/ビジネス社)によると、世界で初めて割引券という形のクーポンが発行されたのは1895年。アメリカの大手シリアルメーカー「C・W・Post」社(現ゼネラルフーズ)が「クレープ・ナッツ」という商品を販売する際、インセンティブとして1セントの割引クーポンをユーザーに配布したのが発端だ。その後アメリカでは、第2次世界大戦後の大量生産・消費時代を迎えてマーケティングの需要が高まり、クーポンはセールス・プロモーションの一環として生活に浸透していった。

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2024.11.22 UP DATE

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