──「『税金泥棒!』と罵られたこともありました......」あの"恭子ちゃん"から元「太陽とシスコムーン」メンバーまで、4人のオンナたちが今だから語る、「私が見た五輪の意外な現実」!
■岩崎恭子(競泳)
【五輪出場記録】92年バルセロナ大会/金メダル(女子200m平泳ぎ) 96年アトランタ大会/10位(女子200m平泳ぎ)
(写真/田中まこと)
「当時は14歳でしたし、五輪がどのようなものかわからなかったので、初めて出場したバルセロナ五輪へは、普段の大会と同じような気持ちで臨みました」
92年の夏、日本中を熱狂の渦に巻き込んだあの少女も、今ではすっかり大人の女性。もうじき30歳を迎える岩崎恭子さんは、落ち着いた口調でバルセロナ五輪の思い出を振り返った。
「実際に行ってみると、お祭りのような雰囲気がありましたね。いろんな国や競技の選手がいて。選手村で宗教的な儀式をしている選手がいたり、異文化に触れる機会も多々ありました」