伝説のガンエフェクターが語る「Vシネ俳優の手練は銃の扱い方でわかる!」

──日本では銃の使用はもちろん、所持もアウト。しかし、ヤクザ映画や刑事ドラマなどでは頻繁に使用されている。銃の所持が違法な我が国において、それらは一体どのような基準で選ばれているのか? 映画などで銃に効果をつけるガンエフェクターに、聞いた──。

映画監督の浅生マサヒロ氏(写真右)と俳優・中野裕斗氏(写真左)。(写真/西村 廣起)

 ルパン三世のワルサーP38に、次元大介のコンバット・マグナム、『西部警察』大門団長のショットガン……。アクション作品のヒーローは、そのキャラクターを象徴するかのような銃を携えているもの。それは、Vシネマや北野武監督『アウトレイジ』などにおいても、その手の中で鈍い光を放つ銃が、ヤクザな主人公たちの持つ凶暴性と強靱さを一層際立たせてくれている。

 ところが、警察庁が10年10月に発表した「日本の銃器情勢 平成22年度版」によると、国内における実際の銃器による犯罪件数と死傷者数は、山口組と住吉会の抗争が激化し、また、長崎市長射殺事件が発生した07年に一時増加したものの、基本的には右肩下がり。01年、215件あった発砲事件の件数は、09年には34件にまで減少している。

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2024.11.22 UP DATE

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