なんと!「愛犬とのキスで死ぬ!?」事態が多数発生! 危険なペット感染症にご用心

「待合室で患畜の犬や猫に頬ずりしたりする飼い主を見ると、正直ゾッとしますよ。ペットから人間にうつる病気は多く、獣医にも感染者がいるほどなのに。でも、注意できないんです。飼い主さんを怒らせるわけにもいかないので......」(獣医師)

エキノコックス(写真右下)と感染してしまった肝臓。
コレを見たら、迂闊にペットに近づけない?

 時代の変化とともに、飼い犬や飼い猫との関係が変わってきたと言われる。キスしたり、一緒に寝たりと、まるで"恋人"のようなスキンシップ。だが、ひとつ間違えれば、これらの溺愛ぶりは命にかかわる行為なのだ。犬、猫の飼育数増加に比例して、ペット感染症(人獣共通感染症)も増加し、重大な問題になっているという。

「現在、日本では、約60種の犬猫からの感染症が確認されています。中でも目立つのは、ほとんどの犬、猫の口内に繁殖するパスツレラ菌、血液中にいるコクシエラ菌の感染です。口移しでエサを与えたり、ひっかかれたりするだけで感染します。健康な成人ならほとんど問題ありませんが、糖尿病や肝疾患の方、お年寄りや乳幼児の場合、せきや熱など風邪と同じ症状が出たり、皮膚が化膿したりします」(東京医科歯科大学・藤田紘一郎名誉教授)

今すぐ会員登録はこちらから

人気記事ランキング

2024.11.24 UP DATE

無料記事

もっと読む