──全体売り上げの1/3を占める「デジタル・AVC部門」の中から主力3商品と、白物家電の中でも消費者のニーズを的確にとらえて売り上げを伸ばしている冷蔵庫を併せた4製品について、竹田氏と小寺氏の両専門家による"家電批評"を聞いてみた。
プラズマ<液晶テレビに時代はシフト
■テレビ
90年代に「画王」がヒットし、その後は「ヨコヅナ」や「美来」「T(タウ)」などを発売するも、明確なブランドイメージを確立できずにいた。しかし「VIERA」でプラズマと液晶の両面作戦を敢行。「パナソニックはプラズマというイメージですが、プラズマより圧倒的に売れているのが液晶テレビ。液晶テレビの国内のシェアは『アクオス』のブランドイメージを確立したシャープがトップで、東芝とパナソニックが続くという構図です。ただ、開発の音頭を取った3Dテレビはプレミアを付けて販売しようとした矢先、他社に廉価タイプを次々と発売されており、失敗と見ていいでしょう」(竹田氏)