(写真/早船ケン)
──宅録のカセットから始動したこの音楽家は、今や拠点・大阪の圏域を越え、海外の実力派ミュージシャンや音楽外のアーティストとの共演が相次ぐ。その道程は、いかなるものだったのか?
さまざまなジャンルのサウンドを横断しながら、唯一無二のポップ・ミュージックを追究する大阪在住の音楽家・オオルタイチ。現在、自主制作で楽曲を発表しながら、音楽を専業にして暮らしている。ここ数年は、海外のダンス・ミュージック・レーベル「Bear Funk」から12インチ・シングルをリリースし、コンテンポラリー・ダンサーの康本雅子とコラボレーション・ライヴを2度にわたって行うなど、多彩な活動を繰り広げている。そんな彼も、最初の作品発表は90年代末に遡る。